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脛骨プラトー骨折

投稿日|2018.11.12

脛骨プラトー骨折とは脛骨(すねの骨)が交通事故や高所からの転落、骨粗しょう症の高齢者、スポーツ外傷など比較的大きな外力によって生じる骨折で、膝関節の中で起きることから分かりにくい場合もあるので、MRIやCTを撮影して詳しく検査を行うこともあります。

<治療法>
保存療法:骨折した骨がほとんど動いていなければギプス固定や装具療法を行います。
     固定期間は、ギプス固定を3~4週間行い、その後に膝装具を約8週間行います。
     固定期間中は骨折した脚に体重がかからないよう、松葉杖や杖を使って歩いてもらいます。
     ギプス固定が外れたら、膝の曲げ伸ばしや筋力訓練を少しずつ始めていきます。

手術療法:骨折をした骨が大きく動いていればもとの位置に戻すため手術を行います。
     手術の方法は、ねじで固定したり骨折によって凹んでしまった骨を自分の骨や人口の骨で埋めたりします。
     リハビリの内容は保存療法とほとんど変わりません。

治療期間が3カ月以上と長期ではありますが、膝関節は体重を支えて歩くのにとても大きな役割を果たしていますので、
根気強く治療を行っていきましょう。不明な点がありましたら気軽にスタッフまでご相談下さい。

腓骨筋腱炎

投稿日|2018.11.12

はじめに
腓骨筋腱は基本肢位(90°直角)では後方に125°の角度をなし、足関節最大背屈位では90°に走ります。
つまり腓骨筋は筋力が強大なうえに腱が長く、急激な方向転換に迫られる機会が多くなります。
そのうえ常に外果(くるぶし)へ押し付けられる力が働くため、この腱にはすごく負担がかかります。
外果後方で起きる炎症を腓骨筋腱炎といいます。

原因は?
外傷後によるものでは踵骨(かかとのほね)の骨折の変形治癒後、足関節捻挫後の関節の不安定性によるもの、があります。
またスポーツや歩行によるオーバーユースも原因と言えます。

診断は?
腓骨筋腱の圧痛、背屈・外反時に抵抗を加えたときの腓骨筋腱の痛み、外果後方の腫れ、などがあれば診断できます。
また症状だけでみれば腓骨筋腱脱臼と似ていますが、腫れの程度、痛みの程度が違います。
腓骨筋腱炎では腓骨筋腱脱臼よりも腫れも痛みも軽度になります。

症状は?
スポーツ後や長時間歩行後に外果後方が痛くなったり、腫れたりします。

治療は?
疼痛緩和を目的に消炎鎮痛剤、電気治療をします。痛みの強いときはステロイド剤局所注射をします。
足関節不安定症が原因の場合はテーピングをします。また腓骨筋腱の負担を軽減させるため足底板治療をすることもあります。
また外傷後が原因でこれらの治療が無効な場合は手術をおこなうこともあります。
わからないことがあればスタッフまでお気軽にご質問ください。

踵骨骨端炎(Sever病) シーバー病

投稿日|2018.11.9

 踵骨骨端炎は、活発に運動している10歳前後の男子に多く見られる、かかとの後ろが痛くなる病気です。
 成長段階の学童期のかかと骨の軟骨部分は非常に弱い構造になっています。そのため、
筋肉の使いすぎによってかかと骨についているアキレス腱がその部分を引っ張ってしまい痛みが出てきます。
 痛みが出る時は、運動をしているときや運動が終わった後など様々で、痛みが強くなるとかかとを浮かせてつま先立ちで歩くこともあります。
他にも、かかとの後ろを押さえると痛みがあったり、時には腫れたり熱を持つこともあります。
 治療としては、しばらくの間激しい運動を中止して、痛みがひくまでそこが厚くて柔らかい靴を履くようにしてください。
また、痛みが出ないようにかかとの部分を高くするパットを靴の中に入れたりします。痛みが少し落ち着いてきたら、
ふくらはぎのストレッチを行います。電気治療や痛み止めの薬、シップなども痛みを和らげる良い方法です。
一般的に経過は良く、成長とともに痛みも消えていきますが、きちんと治る前に運動を始めてしまうと、
また痛みが出るので注意してください。

不明な点がありましたら、スタッフまでご相談下さい。

踵骨骨折

投稿日|2018.11.9

 踵骨という骨は二足起立、歩行の時にはこの狭い部分で全体重を支え、重心を一定に保つ重要な骨です。
また、踵骨はたいへん重要な骨にも関わらずいったん壊れるとなかなか元通りになりにくい性質を持っています。
 踵骨骨折は、主に30~50歳の大工・左官・トビ職など高所で作業する人に多く見られ好悪所からの墜落、飛び降り、階段からの転落、交通事故によって起こることが多いと言われています。

症状
骨折の症状は激しい痛みのため立つことや、歩くことができなかったり
くるぶしの下のほうがひどく腫れたり、皮下出血のため赤紫色になったりしますが、
このような症状は数カ月である程度はおさまります。しかし、踵骨の上には距骨という骨があり、
この間で距踵関節という関節を作っています。この関節は凸凹道等を歩くときに重要な役割を果たしているため、
骨折がこの関節まで及ぶと歩くときに不快な痛みをいつまでも残すことがあります。

治療方法
この骨折は骨折の仕方、程度によって治療方法が変わっていきます。
比較的軽い場合は徒手整復の後にギプス固定を行い、その後運動療法を行っていきます。しかし、程度の
ひどい場合等は手術療法を必要とすることもあります。それでも踵の痛みが続く場合は踵への負担を
軽くするための足底板等の装具療法がありますのであせらず治療していきましょう。

この疾患について不明な点がありましたらスタッフにご相談下さい。

有痛性外脛骨

投稿日|2018.11.9

外脛骨とは・・・?
外脛骨は健常人の役10%前後の人にみられるもので、過剰な骨1つと考えられています。
その外脛骨部分に、繰り返しストレスが加わり痛みを生じるものを有痛性外脛骨と言います。
主にスポーツ活動が盛んになる小学校高学年から中学生に多く見られます。

原因は・・・?
外脛骨があっても必ずしも痛みが生じるとは限りません。
しかし急に運動量が増えたり、捻挫などをきっかけに後脛骨筋腱によって芸脛骨部分が牽引されることによって痛みが発生します。
また、外脛骨の骨突出部が靴で圧迫されて炎症を起こすこともあります。

症状は・・・?
歩行時は軽い痛みですが、練習量の増加やランニング時には足の内側の痛みが増強します。
また、起立した時に足の内側の痛みと同部位の圧痛が特徴的です。
その他、靴による圧迫が原因の場合は隆起部の腫れや痛みがあります。

治療は・・・?
まずは痛みが軽減するまでスポーツ活動を一時中止します。
リハビリは疼痛緩和を目的に消炎鎮痛剤、電気治療を行います。ほとんどの場合、このように
経過を見ることで痛みが和らぎます。同時に、足底板を着用し土踏まずを支えることにより
外脛骨部分にかかる負担を軽減していきます。それでも痛みが強いときは一時的に痛みを緩和するために
局所注射をすることもあります。
これらの治療にて改善が見られない例では手術的治療が必要となる場合もあります。

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