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ひろた鍼灸整骨院

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外反母趾(2019.9.9)

外反母趾とは女性に多い病気で、足の母趾が変形して

関節が腫れて痛くなる病気です。

この母趾の変形の原因は長年にわたって靴を履く生活を続けることによっておこります。

特にヒールの高い先が尖った幅の狭い靴をはくことによって

いっそう変形が強くなり、痛みも増強します。

また、変形し腫れた箇所は靴擦れがおこって皮膚の下に滑液包という痛みを伴う袋が

出現することもあります。

 

検査は立位でレントゲン撮影を行って変形の程度を評価します。

変形の程度は外反母趾(HV角)で表します。

 

9~15:正常

20未満:軽傷

20以上40未満:中等症

40以上:重症

 

治療はこれ以上変形しないように予防し

痛みをとるために靴をチェックして適切な指導を行います。

リハビリでは母指周囲筋群のバランス異常を改善させ、

関節のアライメントを整えるためストレッチや体操を行います。

また、下肢のアライメントを整え、疼痛の原因である荷重による圧の集中を

分散させる目的で足底板を行います。

持続的なストレッチングを目的として矯正装具を行います。

変形が強く痛みが全く良くならない場合は

手術治療が行われることもあります。

 

 

扁平足について(2019.9.9)

人はほかの動物に比べ、2本足で行動するという独自の機能を持ちます。

そのため、足はこの攻撃に対し、内側・外側・横の3つのアーチ構造を持つことで

衝撃を分散し、一定の部位に大きな負担がかかるのを防いでいます。

種々の原因により、このアーチ構造が低下したものを扁平足といい、

足の痛み・不快感・疲れやすさなどの症状を引き起こしたり、

外反母趾や他の疾患の誘因になったりします。

 

<原因>

①筋肉や靭帯が弱くなるために起こる(静力学性)

②外傷性

③先天性

④麻痺性   など

 

最も一般的で多いとされている扁平足は①の原因によるものです。

これはさらに小児期扁平足・思春期扁平足・成人期扁平足に区分されます。

小児期扁平足は筋肉や靭帯がまだしっかりしていない時期に

無理に立たせたりすると足は体重を支えきれず扁平足となります。

思春期扁平足は筋肉や靭帯の弱い人が急にスポーツや肉体労働を始めた時など

生活環境が変わった時に生じやすいです。

成人期扁平足は思春期扁平足をそのままにしておいた結果生じるもののほかに

高齢化と共に筋肉や靭帯が弱くなり、体重を支えきれずに扁平足となるものとがあります。

 

治療は基本的に扁平足であっても痛みなど症状がない場合は放置しておいてよく

症状があるものに対して行います。

小児期では筋力をつける体操が主体になりますが歩行するようになるとともに

筋力が付き5歳頃には正常となるので心配はいりません。

思春期や成人期扁平足では筋力強化と足底板を用いた治療が主体となります。

いずれにせよ、手術対象となるものは稀ですので安心して治療を続けてみてください。

それでも症状が変わらなければ、ぜひ再度スタッフまでご相談ください。

 

 

踵の痛み(2019.9.7)

踵にはアキレス腱があり、これは腓腹筋とヒラメ筋が合体したもので

踵骨(かかと)の後方突起に付着しています。

このアキレス腱周囲には滑液包と呼ばれるクッションがいくつかあり

ここに痛みがでる疾患がいくつか考えられます。

 

①ハグランド病

②アキレス腱皮下滑液包炎

③アキレス腱周囲炎    など

 

 

原因

・スポーツ活動

・長時間の作業による慢性的なアキレス腱への刺激

・間違った靴選び      など

 

治療

これら病態メカニズムは多少の違いがあるものの、症状や治療についてはほぼ同様です。

治療は保存的治療(手術しない方法)が原則です。

まず誘因となっスポーツ活動を一時中止して短期間の非ステロイド抗炎症剤を処方し

リハビリとしてストレッチ、筋力強化を行います。

頑固な症例ではステロイド注射を試みたりします。

また、アキレス腱にかかる負担を軽減する目的で足底板の装着を行います。

 

ご不明な点はリハビリスタッフまでお尋ねください。

モートン病(2019.9.7)

モートン病とは

趾神経が横中足靭帯周囲において絞扼されることによって

生じた絞扼性神経障害のことをいいます。

女性に多く、3番目と4番目の指の間によく発生します。

 

モートン病の原因とは

多くはハイヒールや不適合な靴の使用により

横中靭帯部で趾神経が圧迫されて起こります。

 

症状は?

趾の付け根の痛みや腫れ、歩行痛、放散痛、足のゆびの知覚障害などが

挙げられます。症状はハイヒールや窮屈な靴をはくと増悪しますが

ひどい場合では裸足歩行時や安静時にも痛みを訴えます。

 

治療法は?

まずは使用している靴のゆとりのある靴に改善することから始めます。

そして理学療法を行いながら足底板療法を併用します。

症状が強いものに対しては局所注射を行うこともあります。

この治療により多くは治癒しますが、症状の軽快がみられないものに対しては

手術を行うことがあります。

 

第5中足骨骨折(2019.9.6)

第5中足骨骨折とは

足の甲の最も小指側に位置する骨を第5中足骨といいます。

 

第5中足骨骨折の原因とは

第5中足骨骨折は外傷などによる急性の骨折と

激しいスポーツによって起こる疲労骨折とに分けられます。

急性の骨折は足を内返し強制された場合やぶつけたりした場合に発生します。

疲労骨折はスポーツ選手に起こります。

走っている最中の方向転換やストップの動作の繰り返しにより

物理的ストレスが蓄積し結果的に骨折を生じます。

発見者の名前をとって別名「ジョーンズ骨折」と呼ばれています。

 

 

症状は?

急性の骨折は患部の腫れや痛み、熱感、歩行痛を訴えます。

疲労骨折も似たような症状を呈しますが

完全骨折をきたすまでは無症状のものもあります。

 

治療法は?

急性の骨折はギプス固定(4週間前後)や足底板療法を行います。

疲労骨折の場合は保存療法では長引いたり一度治っても再骨折する場合が

多いため、一般には手術療法がとられます。

競技復帰までは手術療法を選択した場合で3カ月前後かかります。

 

 

 

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