向日市ひろた整骨院ブログ|3月2017
投稿日|2017.3.18
自賠責保険の傷害慰謝料についてです。
〈入院・通院した時の慰謝料の基準は?〉
「慰謝料」とは事故により被害者が受けた精神的、肉体的苦痛による損害を賠償するものです。
傷害に対する慰謝料は、ケガの程度によって精神面および肉体面の苦痛を計り算出されます。
慰謝料の額は定型・定額化されていますが、算定基準は弁護士会、自賠責保険、任意保険のそれぞれで
異なります。
*自賠責保険の基準
傷害事故の慰謝料は、完治まで「一日につき4200円の定額です。」
これに治療に要した期間をかけて慰謝料の額を出しますが、治療期間=治療開始から終了までの日数と、
実治療日数=実際に治療を受けた日数を2倍した数字と、いずれか少ない方の日数に対して支払われます。
〈例〉治療期間が30日、その間の通院日数が13日の場合・・
30>26(=13×2)で、少ないほうの26日が算定期間となります。
4200円×26日=109200円が慰謝料金額です。
1ケ月30日と計算すれば、慰謝料の上限は126000円となりますが、必要以上に毎月の通院を重ねていると、
治療費だけで傷害事故の支払い限度額120万円を超えてしまうことも考えられます。
*整骨院・接骨院への通院
柔道整復師(国家資格)による施術は、自賠責保険が適用されるので、病院・整形外科と同様に慰謝料請求の対象となります。
※診断書を出してもらうことはできません。
また、鍼灸や按摩・マッサージ・指圧などの施術では、医師が認めれば実治療日数(2倍計算なし)での慰謝料が認められています。
ただし、保険会社によっては、病院以外の治療院を認めてくれない場合もあります。その場合は病院での許可をもらうか、
整骨院・接骨院に直接連絡してみるなどの対応が必要になってくるでしょう。
投稿日|2017.3.16
アメリカンフットボールやラグビー等のコンタクトスポーツでは、首から腕にかけての焼けるような痛みが生じるケースに遭遇します。
この痛みを総称してバーナーペインと呼ばれています。
原因として考えられるものは、相手の選手との接触、または転倒によって地面等にぶつかった際、強い外力を受けることにより生じます
受傷するケースとしては。
1、頚が後ろに曲げられ、頚から出る神経が圧迫された場合
2、頚が横に曲げられ、頭が向いた方の頚から出る神経が圧迫された場合。
3、頚が横に曲げられ、伸ばされた側の神経の束が牽引された場合があります。
他に外力による頚椎椎間板ヘルニアによるものもあります。
症状として受傷直後は痛みが腕から手にかけて生じますが、痛みが治まってきた後に、握力低下や感覚の低下が生じる場合があります。
治療法としては基本的に症状が消えるまでの間は安静でコンタクトをしてはいけません。
リハビリとしては、牽引・温熱・電気治療等が有効な治療手段となります。
受傷から2週間ぐらいたっても症状の回復が認められない場合は、神経損傷も考えられるため、再検査をお勧めします。
また、再発予防としては危険回避技術の向上が一番ですが、頚の筋力強化、練習前のストレッチングは念入りに行ってください。
アメリカンフットボールの選手には頚を保護するネックガードの装着も有効です。
投稿日|2017.3.16
2017年3月12日2年間通った専門学校を卒業しました。
今思うと、2年間すごく短かったなと感じました。
とても濃い2年間で沢山の技術、知識を学べた2年間だったかなと感じました。
大切な仲間と切磋琢磨して駆け抜けた毎日はかけがえのない物になりました。
この経験を活かしこれからも日々頑張っていきたいと思います。
出会いと別れがとても多い時期だなと思うと同時に新しい事に取り組むチャンスでもあります。
皆さんも是非何か新しい事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
さて本日もひろた鍼灸整骨院診療しております。
お身体で気になる所がありましたらご来院下さい。
投稿日|2017.3.15
<頚椎椎間板ヘルニア>
頚椎の椎間板は、頚の骨を支えたり、衝撃を吸収したりといった役割を果たしていますが常に頭部の重みや様々な動きによりストレスにさらされています。
そのような状況下で、椎間板の外層にあたる繊維林が徐々に緩んでいき、外傷などの瞬間的な」外力や長時間同じ姿勢をするなどの慢性的なストレスにより中心にある髄核が突出し、
神経を圧迫してしまうため、頭部や上肢に痛みや痺れといった症状が出現します。
<症状>
・頚部や肩甲骨周辺の痛み、片方の上肢への痛みや痺れ
・頚部の動作時の痛み
特に、うがいや目薬をさすなど、上を向く動作で痺れや痛みが増強されます。
・時には痛い方の手を頭の上にのせるような独特な姿勢で症状が緩和されたりもします。
<検査>
レントゲンや症状により、ある程度障害されている神経の予測はたちます。
しかし、症状が強い場合など詳しい検査が必要な場合はMRI検査をし、ヘルニアの大きさなどを確認します。
<治療法>
急性期は痛みが強いことが多い為、鎮痛剤を服用したり、頚椎カラーにて安静を図ります。
痛みが落ち着いてきたら、頚の周囲の筋肉をほぐす為に牽引治療やマッサージ治療を行います。
日常生活動作では、痛みを誘発する姿勢をなるべく避けて頂きます。
例えば頚を後ろへ反るような姿勢では寝ない事や長時間同じ姿勢で机に向かったりしないといったことです。
<予後>
頚椎カラーやリハビリにて症状が改善されることがほとんどです。
しかし、治療を続けていても痛みが緩和されず日常生活や仕事に大きく支障をきたしてくる場合は手術療法を選択する場合もあります。
投稿日|2017.3.14
交通事故についてです。
「第三者行為による傷病届」
健康保険で治療費を立て替え、加害者に請求します。
*「第三者行為による傷病届」
交通事故に限らず、第三者の行為(本人に責任がなく、他の誰かに原因がある)によって負傷した
被害者が、健康保険で診察を受ける際には、必ず提出しなければなりません。
健康保険を使うということは、本来、加害者(第三者)が負担すべき損害賠償費用(治療費)を、
健康保険が代わりに支払うということです。その立て替え分を、保険者から加害者(交通事故の
場合、保険会社)に直接請求することになります。
※交通事故の当事者だけで示談してしまうと、健康保険の正当な請求ができなくなることがあります。
示談は慎重に、特に治療の必要がある場合は、必ず自分が被保険者となっている保険者へすみやかに
連絡することが重要です。