コンテントヘッド

関節リウマチ

投稿日|2019.2.12

リウマチは、全身のいろいろな関節が腫れて痛む病気です。手足の指、手首・足首、ひざなどに起こりやすく、左右対称に症状があらわれやすいという特量があります。また、とくに朝起きた時に関節が動かしにくい「朝のこわばり」を感じる方も多くいらっしゃいます。
関節の炎症が続くと、次第に関節の骨や軟骨が壊されてしまいます。そして、そのままにしておくと関節が固まったり、変形したりして、全身の関節が侵される可能性もあります。日常生活を送るうえでさまざまな制限や支障がでてくるため、痛みをとり、病気の進行を抑えることが重要になってきます。

現在、日本全国で関節リウマチに悩む患者さんは70万人とも100万人ともいわれ、その数は高齢化に伴い年々増加する傾向にあります。男女の割合は1:4と圧倒的に女性が多く、発症年齢は30~50歳代、とくに40歳代が最も多いことがわかっています。

現在、リウマチは完全に病気の原因がわかっているわけではありませんが、患者さんの免疫系(細菌などから体を防御するシステム)に異常があることはよく知られています。今のところ病気を根本的に治す方法、すなわち根治療法は見つかっていません。リウマチでは、いち早く病気をみつけて治療を始めることが、病気の進行を遅らせる最善の手段とされています。

リウマチの経過は人により異なりますが、あまり関節の破壊が進行せず、軽傷のまま症状が落ち着くタイプもあります。現在、リウマチは関節の痛みや炎症がほぼない状態。この状態になると、関節の破壊や、変形を防ぐことができます。これを治療のゴールとしています。治療方法としては、薬物療法・手術療法・リハビリテーションなどになります。

薬物療法:痛みや関節炎症などの治療。リウマチの進行予防。
手術療法:変形した関節や固まった関節の治療。
リハビリテーション:機能訓練・筋力訓練などで機能・筋力の維持。

日常生活の注意点
自分でできると思っても、関節に負担がかかる行為や動作をできるだけ避けてください。
関節を冷やさないように冷房は控えめにしましょう。
病院でのリハビリテーションに加えて、ご自宅でもできる簡単な運動を心がけましょう。

気になる関節の症状が一つでもあったら早めに医師の診察を受けましょう!
・朝のこわばりが15分以上続く
・3つ以上の関節が腫れている
・手首の関節・手指の第、3関節・足指の関節・足首の付け根の関節のいずれかが腫れている
・左右対称に腫れている関節がある
※上記項目の期間は一週間以上続くものとする
他に医師によるチェック項目があります。

ご不明な点等ございましたらスタッフにご相談ください。

湿布について

投稿日|2019.2.12

湿布とは?
湿布は、腫れや炎症を抑えるためによく使われる昔からの療法です。大別すると、冷湿布と温湿布の2種類に分けられます。主に筋肉の緊張を和らげる目的で用いられる他、打ち身・捻挫・関節痛などの治療のために使用されます。

冷湿布と温湿布の違いは?
冷湿布も温湿布も効果は同じ消炎鎮痛剤です!
共に冷却効果、加熱効果はありません。冷湿布はメントールの作用で冷たく感じ、温湿布は唐辛子エキス(カプサイシン)の作用で温かく感じます。

冷湿布と温湿布どちらがいいのか?
結論から言うと患者さんの好きなほうを貼ってください。ただ、科学的な根拠は無いのですが温湿布の方がかぶれやすい傾向がありますので冷湿布をお勧めします。

副作用は?
毎日、長時間、湿布を貼っていると皮膚が赤くかぶれることがあります。湿布の効果は12時間程度ありますが、かぶれることを考慮すると4時間程度で剥がすことをお勧めします。

お風呂上りに行うと効果的!
お風呂で体を温めた後は血液の循環が良くなり、湿布の効果が増加します。

肉離れ

投稿日|2019.2.12

肉離れとは?
走っている最中や、急なダッシュやストップ動作、またジャンプの着地など、強い力が体に加わった際に発症する筋肉の損傷の事を言います。足の筋肉に起こることがほとんどで、特に太ももの裏の筋肉(ハムストリング)によく起こります。

原因
・筋肉の柔軟性の欠如(体が硬い)
・筋力や筋持久力が弱い
・筋力のアンバランス(裏側と表側の筋肉や、右足と左足の力のバランス)
・ウォームアップや、ストレッチの不足
・ランニングフォームやキックフォームなどの間違いや乱れ

治療
まずはRICE処方を1~3日継続的に行い、患部の炎症と腫れをおさえます。この処方をできるだけ早く、確実に行い、皮下出血などによる腫れを最小限に留めることが、早く治すために最も重要なことと言えます。そしてもうひとつ大切なことは、筋肉がどのくらい傷んでいるのかを、できるだけ正確に把握することです。この損傷の程度によって治療の期間が変わっていきます。損傷の程度は大きく分けてⅠ度(軽傷)、Ⅱ度(中等症)、Ⅲ(重症)の3種類に分けられます。ストレッチの角度や、超音波検査によって損傷の程度(Ⅰ~Ⅲ度)を確認します。また、これを定期的に行うことでスポーツ復帰の時期を決めることができます。だいたいⅠ度(軽傷)では2~3週間、Ⅱ度(中等症)では4~6週、Ⅲ度(重症)では1カ月以上治療が必要になります。治療中に無理をしてスポーツを行ったりすると、症状が悪くなり、治療期間が長引くことになるので注意してください。
リハビリは主に、マッサージやストレッチ、そして痛みの状態を確認しながら筋肉トレーニングを行います。RICE処置が終わった後は温熱療法も行い、できるだけ血行を良くします。リハビリ期間のトレーニングについては、症状に合わせてリハビリスタッフがメニューを考えます。分からない事があればなんでもご相談ください。

人工股関節置換術

投稿日|2019.2.9

人工股関節置換術とは・・・?
関節の変形やリウマチなど、さまざまな原因で股関節の痛みが続き、日常生活に支障をきたしてしまっている方に対して行われます。

今後のリハビリテーション
当院では運動療法が中心となります。電気療法やマッサージ治療に加え、股関節周囲の筋力を鍛えることが重要になってきます。

注意!!
人工股関節置換術を受けられた方で、最も注意しなければいけない事が脱臼です。手術の仕方により行ってはならない姿勢や動作があります。また、人口御関節をなるべく長持ちさせるために、激しい運動などは極力避けたほうが良いよ思われます。生活上やリハビリを行っていくうえで分からない事があれば何でもスタッフにお尋ねください。

単純性股関節炎

投稿日|2019.2.8

単純性股関節炎とは・・・?
単純性股関節炎は4~10歳(平均7歳)の男の子に多くみられる原因不明の股関節疾患です。
片側の股関節に発症することが多いですが、数日~2週間ほどで治りますので心配はいりません。

原因は・・・?
外傷説・アレルギー説・ウイルス感染説など様々な説が言われていますが、いまだはっきりとは分かっておらず原因不明のままです。

症状は・・・?
1 股関節の痛み 膝や太ももの痛み
2 歩き方が不自然になる
3 股関節を動かしにくい
などです。股関節の病気なのに膝や太ももに痛みを訴える場合もあり、これを「関連痛」といいます。また、レントゲン検査で骨に異常はありませんが、超音波検査で股関節内に水が溜まっているのを観察することができます。症状の消失とともに改善されていきます。

治療は・・・?
まず、運動をやめて様子をみます。痛みが強く歩行がつらい場合は、松葉杖を使って体重がかからないようにします。くわえて消炎鎮痛剤の使用で充分です。

それでも治らない!
小児の股関節の病気には「ぺルテス病」「化膿性股関節炎」「大腿骨すべり症」などもあります。
初期症状が似ているので、鑑別するためにMRIや血液検査が必要な場合もあります。
股関節の痛みがなかなか改善しないときは、なるべく早く診察を受けることをお勧めします。

分からないことがあればお気軽にスタッフにご相談ください。
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