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向日市ひろた整骨院ブログ|12月2018

外傷性肩関節脱臼

投稿日|2018.12.7

肩関節脱臼とは??
肩関節は人体の関節の中で最も運動範囲が広い関節です。
しかし、関節の受け皿となる部分が浅く小さいため、不安定な関節でもあります。
そのため、腕の骨が本来ある場所から逸脱してしまうことがあり、このことを「脱臼」といい、
一般的に「肩が抜けた」状態のことをいいます。

原因は??
ほとんどがスポーツや転落などの外傷によるものです。生理的範囲以上の運動が強制されたり、
直接的に肩関節の背面から外力が加わることにより発生します。

症状は??
脱臼時には肩の丸みがなくなり、痛みの為動かすことができません。
しばしば脱臼したほうの肘を反対の手で支えていることがあります。

治療は??
まず、脱臼した関節を元の位置に戻します。その後、肩を動かさないために固定を行いますが、
肩関節脱臼は正しく治療を行わなければ「反復性脱臼」といい何度も脱臼を繰り返してしまう恐れがあります。
そのためMRIなどの検査を受け固定を3~4週間行います。
リハビリとしては再脱臼を起こさないことを目的に肩関節の周りの筋肉の強化を行い、
「反復性脱臼」にならないようにしていきましょう。

それでも!
ときとして不安定感が残ったり、再脱臼を起こしてしまう事があります。はじめは保存療法を行っていても再手術が必要になることもあります。
年齢・職業・スポーツ種目などを考慮し治療を進めていきましょう。

不明な点等ございましたらお気軽にスタッフにご相談ください。

肩こりについて

投稿日|2018.12.7

肩こりの原因は各年代によって違いがあり、いくつかの要因が重なって生じる場合があります。
しかし、肩こりの多くは日常生活での工夫やマッサージ治療などにより軽快します。
そこで、肩こりの原因とその治療方法についてご説明します。

1)若い方の肩こりはパソコンや事務などの手をよく使う仕事により生じます。また、運動不足解消のため、
 スポーツクラブやテニスなどの気軽に行えるスポーツを始めた時に起こることが多く、
 脊椎の骨や肩関節そのものにはほとんど異常は見られません。
 治療としては温熱療法(ホットパック)、マッサージが適当だと考えられます。
 また日常生活での工夫として、長時間のパソコン作業が続く場合には休憩時のストレッチングが効果的です。
 頚部の安静を保持するために、就寝時の枕の形状については理想的なものがありますが、
 ご自身が一番休みやすい高さを選んでいただくことが良いと思います。

2)高齢の方の場合は脊椎、肩関節に変形が起こったり、
骨棘という余分な骨が出たり腱・筋肉が老化してくるために肩こりと同時に、
頚の神経が圧迫されて痛みを感じることが少なくありません。
この場合の治療としては、強いマッサージはかえって痛みを増強する場合がありますので、
患部の緊張をゆっくりと解きほぐすために温熱療法や、頚の牽引、電気療法がおすすめです。
そして、少しずつ緊張が和らいだ時点からマッサージを行います。
お薬については、緊張をほぐす薬、神経に効くビタミン剤、筋肉の血流を改善する薬を用います。
また、シップや軟膏のほか、鍼灸療法も痛みを和らげ、血流も改善されるので効果的です。

肩こりでお悩みの方で、ストレッチング方法や、
鍼灸治療の効果など不明な点等ございましたらお気軽にスタッフにご相談下さい。

肩関節不安定症

投稿日|2018.12.7

肩関節不安定症とは、
肩関節の適合性の問題や関節を支える関節包・靭帯などの障害により不安定性が生じたものをいいます。

原因による分類
・外傷性肩関節不安定症
転倒など大きな外力により肩関節が脱臼した際、肩の安定機構の破綻が起きてしまうものや、
スポーツなどにより微小な外力が頻回にわたり肩関節に加わる事で徐々に肩の安定機構の破綻が起きてしまうものがあります。
その結果、脱臼や亜脱臼がしやすくなってしまいます。なかには手術が必要なものもあります。

 症状
  ある一定の動作(投球動作など)で脱臼するような感じがしたり、
  強い痛みと共に肩が動かなくなることがあります。

・比外傷性肩関節不安定症
10~20歳代に多く、もともと肩関節の不適合性や全身の弛緩性があるものや、
筋力の弱いことにより、不安定性をきたすものをいいます。

 症状
  肩の痛み、肩こり、脱力感、上肢のしびれ、重いものを持つと肩が抜けるような感じがするなどです。

治療法
電気療法、温熱療法、薬物療法、安静により痛みを軽減させることができます。
最も大切なことは、肩関節の安定機構である肩の周囲の筋肉を鍛えることで、
無理のない範囲で継続して行いましょう。
多くは上記の治療法や、自然に症状が軽快していきます。
具体的な運動方法などはスタッフにご相談ください。

肩関節石灰沈着性腱炎

投稿日|2018.12.4

☆肩関節石灰新着性腱炎って??
石灰沈着性腱炎とは、腕を持ち上げるスジ(筋肉)、や、関節の袋(関節包)にカルシウムの一種(炭酸アパタイト)がくっついてしまう事で肩関節に痛みが起こるのです。

☆どんな人に起こりやすいの??
一般的に40~60歳代の女性に起こりやすいと言われています。(もちろん例外の方もいらっしゃいますが・・・)

☆なんで、痛みが起きるの??(痛みの原因は?)
関節の近くにカルシウムがたまると、白血球が、たまったカルシウムを発見し、「身体の異物だ!」とみなして攻撃を開始します。
その時に炎症と痛みを引き起こすのです。

☆症状
症状は軽いものから強く痛みを感じるものまで人それぞれですが、だいたい、以下の様に分けることができます。
1 急性期:激しい痛みで肩を動かせなくなるけれども、数日で症状は落ち着く
2 亜急性期:急性期例よりも軽い症状だけれども、症状が1~6カ月も続く
3 慢性期:半年以上も軽い痛みを伴う

☆治療
安静、痛み止めの服用、ステロイドの注射や電気治療などをして、数日で
痛みは引いていきます。しかし、中には痛みが持続してしまうこともあります。
目安として、3カ月を経過しても痛みに変化がなく日常の生活に支障がある場合には、
手術を行うこともあります。

ご不明な点等ございましたらお気軽にスタッフにご相談下さい。

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