コンテントヘッド

向日市ひろた整骨院ブログ|11月2018

頚椎椎間板ヘルニア

投稿日|2018.11.20

頚椎の椎間板は、頚の骨を支えたり、衝撃を吸収したりといった役割を果たしていますが、
常に頭部の重みや様々な動きによりストレスにさらされています。そのような状況下で、椎間板の外層にあたる線維輪が徐々に痛んでいき、外傷などの瞬間的な外力や長時間同じ姿勢をするなど慢性的なストレスにより中心にある髄核が突出し、神経を圧迫してしまうため、頚部や上肢に痛みやしびれといった症状が出現します。

症状
・頚部や肩甲骨周辺の痛み、片方の上肢への痛みや痺れ
・頚部の動作時の痛み
 特にうがいや目薬をさすなど、上を向く動作で痛みやしびれが増強されます。
・時には、痛いほうの手を頭の上に乗せるような独特な姿勢で症状が緩和されたりもします。

検査
レントゲンや症状により、ある程度障害されている神経の予測はたちます。しかし、
症状が強い場合など詳しい検査が必要な場合はMRI検査をし、ヘルニアの大きさなどを確認します。

治療法
急性期は痛みが強いことが多いため、鎮痛剤を服用したり、頚椎カラーにて安静をはかります。
痛みが落ち着いてきたら、頚の周囲の筋肉をほぐすために牽引治療やマッサージ治療を行います。日常生活動作では、
痛みを誘発する姿勢をなるべく避けていただきます。
例えば、頚をうしろへ反るような姿勢で寝ないことや長時間同じ姿勢で机に向かったりしないといったことです。

予後
頚椎カラーやリハビリにて症状が改善されることがほとんどです。
しかし、治療を続けていても痛みが緩和されず日常生活や仕事に大きく支障をきたしてくる場合は手術療法を選択する場合もあります。

なにか不明な点がありましたらリハビリスタッフまでお尋ねください

膝蓋骨骨折

投稿日|2018.11.19

<膝蓋骨って??>
膝蓋骨とは膝関節の蓋をしている骨で膝関節の保護や円滑な屈伸動作、膝を延ばす筋肉の伝達など非常に重要な役割を担っています。
いわゆるお皿と呼ばれる骨です。

<膝蓋骨骨折とは・・・>
転倒した際などに膝蓋骨を直接打った時一番多く骨折します。骨折のタイプも様々で中には手術となるタイプもあります。
最初のレントゲンでは骨折がはっきりしないものもあり、治療を間違うと正座ができないなどのADL障害が出てくることもありますのでしっかり見極めて治療していきましょう。

<症状>
関節の中の骨折なので関節に血がたまり腫れる、痛くて歩けない・膝の曲げ伸ばしができないなどです。

<治療>
保存療法:骨折部分が大きく離れていなく、骨折線が単純なものが適応となります。
     治療は骨折部分が離れてしまわないように太ももの真ん中あたりから足首の上まで膝を
     軽く曲げた姿勢でギプス固定を3~4週間行います。ギプスが外れたら筋力強化や膝の曲げ伸ばしの訓練をしていきます。

手術療法:骨折部分が大きく離れているもの、粉砕骨折などが適応となります。
     治療は腫れた骨折部分をつなぎ合わせる手術が主流です。

固定中でも強く踏ん張ったり、転倒してしまうと骨折がひどくなることもあります。
十分気を付けてください。

人口膝関節置換術

投稿日|2018.11.19

変形性関節症や関節リウマチにより、膝のつらい痛みが続き、リハビリテーションや関節注射でも症状がよくならない方が対象になります。

・術後の日常生活の注意
あぐら座りや横座り、立膝の姿勢などはいけません。できる限り椅子に座るか、足を延ばしたまま、投げ出すように座るのが望ましいです。
また、重労働や、負担の大きいスポーツは人工関節を早く痛めてしまいます。体重の増加も膝に負担がかかるので気を付けましょう。

・退院後のリハビリテーション・・・当院では
運動療法が中心となります。特に膝の曲げ伸ばし訓練と、太ももの筋力トレーニングは重要です。
また、手術した部分が安定期に入るまでは、リハビリの後に膝が熱を持ちますので、氷などで冷やすようにします。
マッサージ治療や、電気治療などは引き継いで行ってもらっても全く支障はありませんが、マイクロ波治療は人工関節が熱を帯びてしまい、大変危険なので絶対にしてはいけません。それ以外に生活上や、リハビリテーションをしていくうえで分からないこと、してはいけないことなど、なんでもリハビリスタッフにご相談ください。

半月板損傷

投稿日|2018.11.19

半月板とは弾力に富んだ線維軟骨でできていて、膝関節の内側、外側の隙間にあり、関節の適合性を良くして安定性を与え、荷重ストレスを吸収分散するクッションの役目もしている三日月形のものです。この半月板は膝にひねりが加わるスポーツ活動で損傷を来すことがあります。内側半月板損傷はスポーツによる外傷で発症することが多く、外側半月板損傷は生まれつき半月板が大きい場合(円板状半月板)に発症することが多いのが特徴です。

症状は??
膝関節部の運動痛、膝が伸びないといった症状が出たり、ひっかっかり感、歩行時に膝が崩れるような感覚を覚えたりすることがあります。

治療は??
・生活指導
痛みを我慢して無理をするのはやめましょう。つまり、スポーツであれば運動レベルを下げ、膝に過大な衝撃がかからないように注意することです。

・薬物療法

・運動療法
膝が痛くて動かせないでいると筋力は低下します。すると膝の安定性が低下し、膝への負担が増加するという悪循環になってしまいます。太ももの前面にある大腿四頭筋、膝の周囲にある筋肉を鍛えることで、膝関節の負担を減らし、痛みを和らげることができます。
また、リハビリ期間中に正しいジャンプや切り返し動作を訓練し身につけることが重要です。

・手術療法
保存療法を行い効果が得られない場合はMRIなどの検査を行い、その結果で関節鏡視下手術が必要となる場合があります。

いずれにしても、早期発見・早期治療が重要です。
上記のような症状に思い当たることがあればスタッフにお気軽にご相談下さい。

前十字靭帯損傷(ACL損傷)

投稿日|2018.11.17

<前十字靭帯とは>
前十字靭帯(ACL)は膝の関節の中にある靭帯で、膝の安定性に非常に重要な役割を担っています。
そのACLが損傷されると膝の安定性が失われ、歩行中などの日常生活でも膝がガクッと抜けてしまうような膝崩れが頻繁に起こってきます。
その膝崩れは膝にとって良くない状態で、放置していると二次的に半月板損傷や変形性関節症に進行することとなり関節そのものが痛んできてしまいます。

・急性期
 受傷時にポキッという音とともに立てなくなります。
 その後膝が腫れあがり膝の曲げ伸ばしができない・歩けないなどの症状が出てきます。

・慢性期
 痛みや腫れが軽減もしくは消失し膝崩れなどの膝の不安定感が主な症状となってきます。

<原因>
ACL損傷は、膝関節が内に入るような姿勢で損傷され、
スポーツ中の急な方向転換・ジャンプの着地・ストップ動作で起こる場合がほとんどです。

<診断>
はっきりとした原因があれば問診や徒手的に膝の安定性を確認することで診断できますが、
その他の合併損傷がないかを確認するためMRI撮影を行います。
<治療>
ACLは損傷すると自然には治りにくく、放置しておくと二次的に半月板損傷を生じたり、
変形性関節症に進行しやすいので靭帯を縫い合わせたり・移植する手術療法が行われることがほとんどです。
しかし、患者さんの生活状況や年齢なども考慮して手術はせずに、膝の不安定感がでないように装具をつけて様子を見ていく方法もあります。

患者さんの活動性に応じた治療法を考えていきたいと思いますので
なにかわからないことや不安なことがあれば気軽にリハビリスタッフに尋ねてください。

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