コンテントヘッド

小児肘内障(しょうにちゅうないしょう)

投稿日|2018.12.28

本症は2~5歳までの幼児によくおこる障害です。お母さんが、手または前腕を不意強くひっぱったり、子供どうしで遊んでいて転んだりしたとき急に泣き出し手、肘を動かそうとしません。どこが痛いのか聞くと、肘以外に前腕(腕)や手関節(手首)と答える場合が多く、お母さんが慌てて走ってこられます。よく見ると手や肘にかすり傷がなく、腫れもありません。手指や手首もよく動かすことができますが、肘を動かせると痛いために泣きます。肘には橈骨(とうこつ)を固定している輪状靭帯(りんじょうじんたい)があります。
肘内障とは、輪状靭帯から橈骨が抜け脱臼する病気です。幼児の場合は、輪状靭帯がゆるいために脱臼しやすいのです。
治療は簡単な整復によってすぐ治すことができ、痛みを残すことなく肘をよく動かせるようになります。

注意事項
・小児を持ち上げる際は前腕を持たせないように注意する。
・急激に手を引っ張らないように保護者に注意する。

不明な点等ございましたらスタッフまでお気軽にご相談ください。

肘の痛み(上腕骨内・外側上顆炎)

投稿日|2018.12.28

<痛みの原因>
肘の外側の痛み(上腕骨外側上顆炎)
テニス選手によく起こる肘周囲の痛みを「テニス肘」と呼んでいますが、テニス選手だけでなく、手をよく使う40代前後の人にも起こります。肘を伸ばしたままで、勢いの強い頻回な前腕部の回旋運動繰り返すこと、またはその状態を保つことで、前腕の伸筋腱群(手首、指を伸ばす筋)の微細断裂による変性を引き起こします。
上腕骨内側上顆炎は上腕骨外側上顆炎に比べ起こることは少ないようです。これは日常生活動作で、前腕の屈筋群(手首、指を曲げる筋肉)が伸筋群(伸ばす筋肉)より使用頻度が少ないためと考えられます。発生機序は上腕骨外側上顆炎と同じで、前腕の屈筋群(手首、指を曲げる筋肉)と回内筋群(手首を内ひねりする筋肉)の使いすぎによって、肘の内側で腱や滑膜が変性を起こします。前腕の屈筋群を酷使するスポーツ活動によく認められ、別名「ゴルフ肘」、「フォアハンドテニス肘」と呼ばれます。

テニス・・・肘の内・外側に痛み
ゴルフ・・・利き手は肘内側、反対側は外側に痛み
重労働・デスクワーク・・・両肘の内・外側に痛み

<治療>
保存的治療が原則で、まずスポーツ活動を一旦中止し、出来るだけ肘や手首を使わないようにします。
薬物療法としては非ステロイド系抗炎症剤を処方したりします。炎症反応が強い人にはステロイド注射を行います。
リハビリとして温熱療法や電気刺激療法、ストレッチングやマッサージを行います。症状の改善でテニスエルボーバンドを着用しながらプレーを行います。個人差がありますが、症状の改善には時間がかかる場合もあります。あせらずゆっくりと治療されるのがよいでしょう。

ご不明な点がありましたらスタッフまでお願いします。

年末年始のお知らせ

投稿日|2018.12.28

年末年始のお知らせ

年末は12月29日(土曜日)17時まで年始は1月4日(金曜日)8時から施術しています。

鍼灸治療

投稿日|2018.12.27

おはようございます、受付の長谷川です。
今年も残すところ数日です。

大掃除などでお身体が痛くなったりしていませんか?
ひろた鍼灸整骨院では、鍼灸治療も取り入れています。
鍼灸は痛みや炎症を早く取り除いてくれる効果があります。
お灸を熱いと思われている方もいますが、ポカポカする程度です。
ご興味がありましたら一度お試しくださいm(__)m

年内は12月29日(土)まで診療しております。
お身体で気になるところがありましたらご来院ください。
スタッフ一同お待ちしております。

投球障害肩

投稿日|2018.12.18

上肢を使うさまざまなスポーツ動作によって、肩関節には衝突、牽引、摩擦などの繰り返すストレス(オーバーユース)が加わり、筋、腱、靭帯、関節包、関節唇、軟骨に障害をきたします。投球障害肩とは、投球動作によって発生する肩関節の障害の総称を言います。

<それぞれのフォームの時期に起こる障害の種類>
・コッキング後期の痛み
 前方不安定症、インピンジメント症候群、各筋の付着部炎・損傷、ベンネット病変
・加速期の痛み
 インピンジメント症候群、腱板炎、肩甲下滑液包炎
・減速期の痛み
 腱板不全断裂、スラップ損傷
・フォロースルー期の痛み
 後方不安定症、後方関節唇損傷、肩甲上神経麻痺、ベンネット病変

投球障害肩の種類はたくさんあり、いくつか少しずつですが紹介していきます。

・スラップ損傷
 スラップ損傷は、上腕二頭筋長頭腱と関節唇が付着している骨から剥がれたり切れたりすることで、コッキング期からフォロースルー期に疼痛や引っかかり感を認めます。

・肩関節不安定症
 不安定症には、コッキング期に繰り返される前方ストレスで生じる前方不安定症と、フォロースルー期の繰り返される後方ストレスで生じる後方不安定症があります。どちらも肩関節を包んでいる関節包が投球動作により緩んでしまい痛みが生じます。また肩関節不安定症があると、そのほかの投球障害を引き起こしやすいと言われています。

・インピンジメント症候群
 インピンジメントとは、コッキング後期に肩の骨と筋肉が衝突する現象を言います。さらに投球により衝突が繰り返されると腱板断裂(主に棘上。棘下筋)を引き起こします。症状としては、コッキング後期で肩の後方、もしくは内部痛を認めます。

・ベンネット病変
 長年の投球動作の繰り返しによって、上腕三頭筋の牽引により付着部である肩関節の骨の後下方の骨のとげが生じます。症状は、コッキング期やフォロースルー期で痛みを生じます。

・リトルリーグショルダー(上腕骨近位骨端線離開)
 成長期(8~15歳)には骨端線という骨の成長を司る軟骨層があり、この間に無理な投球を繰り返すことにより骨端線が離れてしまう障害です。症状は投球動作による骨端線全周にわたる痛み、肩の全方向の運動により痛みが誘発されます。

治療法として、電気治療、湿布、消炎鎮痛剤の服用、疼痛を取るため投球の禁止や肩の周りの筋肉の強化、ストレッチ運動などの保存療法が選択されます。それでも症状に変化がなければ手術を行うこともあります。そして、コンディショニングを改善し正しい投球フォームを身につけることも大切です!!!

不明な点等ございましたらお気軽にスタッフにご相談ください。

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