投稿日|2017.11.14
野球肘とは・・・?
繰り返しの過度の投球動作が誘因となって、肘関節の軟骨、靭帯、筋腱付着部が障害され発症し、成人に比べ骨格の成長が未発達な野球少年に多く見られるスポーツ障害です。
症状は・・・?
外側型・内側型・後方型と障害される部位により症状は様々ですが基本的には安静にしている時には痛みはなく投球時に痛みが出現します。
圧痛は主に障害部位に限局されます。
痛み以外には肘の動きの低下、腫れ、引っ掛かり感などがあります。
肘の内側に痛みがある時は、靭帯が引き伸ばされて靭帯や成長軟骨が痛みます。
肘の外側や後方に痛みがある時は骨同士がぶつかり合って軟骨の損傷や剥離が起こり痛みます。
治療は・・・?
内側型のたいていの場合は投球動作禁止をはじめとする運動制限で痛みが鎮まります。
しかし再発するケースもあるので投球フォームなどをチェックすることをお勧めしています。
しかし外側型の離断性骨軟骨炎では将来的に変形性関節症に移行する恐れがあるので手術療法を考慮する場合があります。