投稿日|2018.11.2
<母趾種子骨とは?>
母趾種子骨とは足の親指の付け根の下に2つある小さくて豆みたいな骨です。
この骨は足の親指の力をうまく発揮させたり、体重の約半分の負担を受けたりして小さながら非常に大切な骨です。
<母趾種子骨障害とは?>
常にそれだけの負担を受けているので、スポーツなどによる使いすぎ・ハイヒールを長時間はいている、
外反母趾などの足の変形があるなどの負担の増加などで疲労骨折してしまったり、
階段を踏み外して強く打つなどのきっかけで骨折してしまったりします。
骨折や疲労骨折の状態をほったらかしていると種子骨の栄養が足りなくなり壊死してしまい手術になってしまうこともあります。
中にはもともと1つの種子骨が2つに分かれていることもあるため診断がしにくくなっている場合があります。
これが種子骨障害です。
<治療は?>
痛みの強い時期は種子骨に体重がかからないように靴にパッドを入れたり、足を固定します。
炎症が強い時にはステロイド注射などを行う場合もあります。
痛みが引いたら原因となっている靴や足の変形に対して足底板などの工夫をしていきます。
もともと1つの種子骨が2つに分かれているタイプは痛みが強くなれば
再発に注意してすぐにスポーツなど日常に戻っていただけます。
しかし、骨折や疲労骨折が疑われる場合は懐死を起こさないようまめにレントゲンで確認したりしながら
しっかりと骨をくっつけてあげましょう。