投稿日|2017.5.19
?こむらがえり?
誰しもが一度ふくらはぎや足の指が「つる」という経験をしたことがあるのではないでしょうか?
この「つる」という現象は、筋痙攣またはこむらがえりと呼ばれています。
こむらがえりはある時は、寝ている間に私たちを襲ってきます。またある時は大事な試合の終盤を左右する重要な場面で、私たちをあざ笑うかのごとくやってきます。
!こむらがえりの発生要因!
〇健常人(病気が原因でない場合)
・激しい運動と疲労 ・脱水 ・妊娠後期など
・夜間睡眠(脱水または疲労の場合が多い)
〇病的要因
・糖尿病 ・肝硬変 ・血液透析
・甲状腺機能低下症 ・運動神経疾患など
!薬(内服薬)との関係!
降圧剤(血圧を下げる薬)、利尿剤、抗甲状腺剤などのお薬の副作用として、こむら返りが起こることが報告されています。
常時内服している薬に類似作用のある物があれば、原因の一つの可能性もあります。
気になる所はお薬手帳で確認するか、処方してもらった薬局に直接聞いてみるのが良いでしょう。
!こむら返りが起こった時の対処法!
伸びきった足のつま先を手前に引き寄せて、ふくらはぎを十分ストレッチすれば、ほとんどの場合、痛みは消失します。
また、近くの壁に足の裏を押し付けたり、床に足を着けて立ちあがるだけでも同じ効果があります。
またその後の対処として、
➡痛みがすぐに消えた場合
ふくらはぎを冷やさないように温めましょう。
➡ストレッチをした後も強い痛みが続く場合
ふくらはぎの筋肉を傷めているので、逆に冷やしてあげるのが良いでしょう。
!こむらがえりの予防!
普段の食事がファーストフードなど栄養の少ない物が多いと体のミネラル分が不足してよくこむら返りを起こします。
また、日中暑い日や、就寝時など汗をかくことで、一緒に体内のミネラル分も流れてしまい同じようにこむらがえりを起こしやすくなります。
市販のミネラルウォーターや、スポーツドリンク(水で1:1に割ったものの方が吸収が良いようです。)を、汗をかいた時にこまめに補給したり、お風呂の後や寝る前に飲んでおくのが良いでしょう。
その他、よく歩いた日や、足の疲れている日はふくらはぎをマッサージしてあげたり、ストレッチをするのも効果的です。
ストレッチは普段から習慣的に行うようにしておけば、不意にこむら返りに襲われることも少なくなります。
こむらがえりは、上記の様々な要因から発生しますので、出来ることから一つずつ取り組んで行くことが大切です。