投稿日|2019.6.18
警察が到着する前の示談はダメ即決示談は厳禁です!冷静に対応しましょう ・示談とは 民法上の和解契約 交通事故で生じた損害の賠償額をいくらにするのか、話し合いで決めることです。 示談を急ぐと失敗する その理由 ・事故直後は冷静な判断をすることが難しく、事故原因となった過失がどちらにどれくらいあるのか明確ではない。 ・けがや車の損傷状態なども、事故直後は不明瞭な部分が多い。むち打ちのように時間がたってから症状が出たり、後遺症が残る場合もある。 ・事故現場で成立した示談の賠償額を、保険会社が認めない場合もある。 一旦示談をしてしまうと、原則としてやり直しはできません。支払うべき、受け取るべき損害賠償の金額も訂正できなくなるので、どちらかの不利益を生む結果になってしまいます。 特に傷害事故の場合は、けがの治療経過によって医師の診断を待ってから示談交渉を開始すべきです。 間違っても相手の都合で懇願されて、物損事故扱いにしてしまわないことも重要です。 ・交渉は慎重に 明らかに自分が加害者である場合でも、必要以上の謝罪は控えましょう。過失割合の判定にも影響する事があるので、どちらに非があるかなど、責任の所在を追及するような会話には注意したほうがいいでしょう。 メモや念書のようなものも残さないほうが賢明です。後に、事故の責任がこちらにはないと判明しても、過失を認めた証拠とされてしまう場合があります。 警察を呼ばず示談を成立させてしまうと、事故証明書が交付されず、事故そのものがうやむやになってしまう恐れがあります。