投稿日|2017.4.12
【初めに・・・】
股関節における変形性股関節症で、何らかの原因で股関節の関節軟骨に摩耗や損傷が発生し、病気の進行に伴って関節の変形が著しくなります。
本疾患は、変形性関節症で膝に次いで多く、高齢の女性に多く見られます。
【症状】
・動作開始時の痛み
・長時間歩けない
・安静時痛や夜間痛を伴う夜痛みの為、睡眠が障害される
・日常生活動作での障害 (例)片足立ちが出来ない・靴下の着脱が困難・階段の昇り降りが辛い・爪を切れないなど
・痛みが腰より下にある
*変形性股関節症の痛みが起こる場所は、股関節の場所に限定されているものではなく、股関節以外の場所にも痛みを覚える場合が良くあります。
【治療】
治療は保存療法が第一選択です。
そこで、積極的に運動療法を行って頂きます。
運動療法は筋力低下の防止や、関節を動かす事によって体温を産生し体液循環の促進をします。
また、関節の運動支持や関節への衝撃吸収を目的に行います。
たとえ、レントゲンなどで変形性股関節症が進行しているからといって手術をしなくてはいけないと言う事ではありません。
目標はあくまでも、日常生活が支障なく過ごせることです。