投稿日|2019.1.22
脊椎圧迫骨折とは・・・?
一般的に背骨と言われる骨の骨折です。男女問わず、きわめてよく見られる骨折と言われています。
閉経後の女性が特に多い疾患です。
原因は・・・?
骨粗鬆症によって弱くなった骨は転倒の際にしりもちをつき受傷するものや咳などで前にかがむような姿勢をとり受傷するものがあります。時には本人が自覚していない間に生じることもあり怖い疾患です。
症状は・・・?
急性の症状では腰背部の痛みが特徴です。痛みの強いものであれば寝返り動作や座位・立位姿勢を持続できないこともあります。必ずしも痛みが生じるとは限りませんが、稀に骨折の形状によっては下肢の痺れや歩行が困難ということもあります。
好発部位・・・?
胸腰椎移行部です。背中と腰の境界線あたりに最も圧力がかかりやすいため圧迫骨折が生じやすいです。
治療は・・・?
リハビリは疼痛緩和を目的に消炎鎮痛剤、電気治療を行います。骨粗鬆症に対し薬剤投与と日常生活での安静により痛みをとります。安静にはギプスや装具が用いられ、定期的なX-P撮影や二次障害防止を考慮して運動療法を行い経過をみていきます。大体は2~3カ月くらいで痛みは消失します。
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