投稿日|2018.1.20
リウマチは、全身の色々な関節が腫れて痛む病気です。
手足の指、手首・足首、膝などに起こりやすく、左右対称に症状が現れやすいという特徴があります。
また、特に朝起きた時に関節が動かしにくい「朝のこわばり」を感じる方も多くいらっしゃいます。
関節の炎症が続くと、次第に関節の骨や軟骨が壊されてしまいます。
そして、そのままにしておくと関節が固まったり変形したりして全身の関節が侵される可能性もあります。
日常生活を送るうえで様々な制限や支障が出てくるため、痛みを取り、病気の進行を抑えることが重要になって来ます。
現在日本全国で関節リウマチに悩む患者さんは70万人とも100万人とも言われ、その数は高齢化に伴い年々増加する傾向にあります。
男女の割合は1対4と圧倒的に女性に多く、発症年齢は30~50歳代、特に40歳代がもっとも多い事が分かっています。
現在、リウマチは完全に病気の原因が分かっているわけではありませんが、患者さんの免疫系に異常がある事は良く知らされています。
今のところ病気を根本的に治す方法、すなわち根治療法は見つかっていません。
リウマチではいち早く病気を見つけて治療を始めることが病気の進行を遅らせる最善の手段とされています。