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野球肘

投稿日|2019.1.5

野球肘とは・・・?
繰り返しの角の投球動作が誘因となって、肘関節の軟骨、靭帯、筋腱付着部が障害され発症し、
成人に比べ骨格の成長が未発達な野球少年に多くみられるスポーツ障害です。

症状は・・・?
外側型・内側型・後方型と障害される部位により症状は様々ですが、基本的には安静にしているときいは痛みはなく投球時に痛みが出現します。圧痛は主に傷害部位に限局されます。痛み以外には、肘の動きの低下、腫れ、引っかかり感などがあります。
肘の内側に痛みがある時は、靭帯が引き伸ばされて靭帯や成長軟骨が痛みます。肘の外側や後方に痛みがある時は、骨どうしがぶつかり合って軟骨の損傷や剥離が起こり痛みます。

治療は・・・?
内側型のたいていの場合は投球動作禁止をはじめとする運動制限で痛みが鎮まります。しかし、再発するケースもあるので投球フォームなどをチェックすることをお勧めしています。しかし、外側型の離断性骨軟骨炎では将来的に変形性関節症に移行する恐れがあるので手術療法を考慮する場合があります。

スポーツによる肘関節障害は予防と早期発見が重要ですので、もし肘関節に痛みがあり関節の動きが悪ければ、早期に診療機関を受診してください。

<野球肘の病態>
外側型・離断性骨軟骨炎☆
   ・外上顆炎●
内側型・内上顆炎●
   ・内上顆部骨端線離開☆
   ・内側側副靭帯損傷〇
後方型・肘頭部骨端線離開☆
   ・上腕三頭筋付着部炎●

☆は骨軟骨障害
●は筋腱付着部の障害
〇は人体の障害

不明な点等ございましたらお気軽にスタッフにご相談ください。

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