投稿日|2017.7.4
腰部脊柱管狭窄症とは?
背骨にある脊柱管を通る馬尾神経が、骨の変形や周囲の靭帯の肥厚によって圧迫されることにより生じる病気です。
症状は?
歩いたり長い時間立っていると足が痺れて痛くなってきて、遂にはしゃがみこんでしまいます。
一休みするとしびれや痛みが消えて再び歩き始めることが出来ます。
それは、立ち歩くことによって脊柱管が狭くなり、前かがみでしゃがむことによって脊柱管が拡がる為です。
そこで手押し車を使用したり、自転車に乗れば、自然に腰は前に曲がり症状は出にくくなります。
治療は?
リハビリでマッサージや電気治療など痛みを和らげる治療を行ったり、固まっている筋肉をストレッチ体操で伸ばします。
また神経の血流を良くするお薬を用います。
リハビリや投薬治療で、痺れは良くなりますが、どうしても楽にならない場合は、MRIなどで詳しく検査を行い、脊柱管を拡げる手術を考慮します。
基本的には、腰の骨の変形による病気ですので完全には治りにくいのですが、ほとんどの場合が保存的な治療で症状は緩快しますので頑張って治療していきましょう。