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腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛について

投稿日|2019.1.22

椎間板というのは、背骨と背骨をつなぐ軟骨の事で、粘り強い性質を持っています。
このおかげで背骨の強さと柔らかさが作られているのです。ところが下のほうの腰椎ではいつも体重の3分の2の重さを繰り返し支えているので30歳頃、はやい人では10代後半、20代前半から、少しずつ弱くもろくなってきます。重いものを持ったりしたときは、椎間板が圧迫されてへしゃげてしまいます。へしゃげた椎間板は脊髄神経の通る管(脊柱管)に向かって飛び出します。この飛び出すことをヘルニアといいます。腰椎部の脊柱管に向かって飛び出した椎間板(腰椎椎間板ヘルニア)は体重のストレスのかかりやすい第4腰椎と第5腰椎の間、または第5腰椎と第1仙骨の間に多く見られます。
腰椎椎間板ヘルニアは、脊髄から出て足へ向かう神経を圧迫します。このため、お尻、太ももの後ろ、ふくらはぎが突っ張って痛くなり足が痺れてきます。この痛みや痺れのことを坐骨神経痛といい、坐骨神経痛はほとんどが腰椎椎間板ヘルニアによって起こります。背骨を伸ばすと痛みが強くなるので腰を曲げて歩いたり、寝るときには、膝を曲げて横向きに寝るようになります。
治療法としては、まず安静にして痛み止めの薬を飲んだり、湿布や軟膏を用います。リハビリでは痛みをとるために腰を引っ張ったり、電気治療、温熱療法、マッサージなどを行います。また、仕事中は腰にコルセットをつけると痛みが和らぎます。
症状が軽い場合は以上の治療でたいてい症状はとれますが、きつい場合は、薄い鉄板の入ったしっかりしたダーメンコルセットをつけたり、MRIで検査をし、入院して手術をしたほうがよいこともあります。

不明な点等ございましたらスタッフにご相談ください。

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