投稿日|2018.11.20
はじめに・・・
胸部出口症候群とは第一肋骨、前・中斜角筋(頸の筋肉)で形成される胸郭出口部において、
神経・血管束が圧迫・牽引されて起こります。
特徴
牽引型 圧迫型
・女性に多い ・男性に多い
・なで肩、首長 ・筋肉質
・やせ形 ・怒り肩
・不良姿勢(猫背で顎を出す) ・平均年齢は牽引型に比べ比較的高い
・肩甲骨の易下垂性
・若年者に多い
症状
・頚部~肩甲骨への疼痛 ・頭痛
・肩こり感 ・立ちくらみ、めまい
・上肢の疼痛 ・全身倦怠感
・手のしびれ、手指の血流障害
※症状は午前より疲れの出てくる午後~夕方に強くなる傾向があります。
治療法・予防
1 まず一番大切なことは、自分の病気を理解し、病気に対する不安感を取り除くことが第一選択です。
2 次に電気治療、鍼灸治療、マッサージなどを主体に行います。なで肩や痩せ型の方には運動療法(水泳など)も有効的です。
3 予防として、症状を悪化させる動作を避け、同一姿勢での作業を長時間継続せず休憩をとり、ストレッチなどを取り入れ工夫することが大切です。
例・・・重たい荷物を持つ/手を頭より上へあげての長時間の作業 など
ご不明な点等ございましたらお気軽にスタッフまでご相談下さい。