投稿日|2017.3.22
☆肩関節石灰沈着性腱炎って?
肩関節石灰沈着性腱炎とは、腕を持ち上げる筋や、関節の袋にカルシウムの一種がくっついてしまう事で、肩関節に痛みが起こるのです。
☆どんな人におこりやすいの?
一般的に40~60歳代の女性に起こりやすいと言われています。
☆なんで、痛みが起きるの?
関節の近くにカルシウムが溜まると、白血球が、溜まったカルシウムを発見し、
「身体の異物だ!!」とみなして、攻撃を開始します。
その時に、炎症と痛みを引き起こすのです。
☆症状
症状は軽いものから、強く痛みを感じるまで人それぞれですが、だいたい以下のように分けることができます。
1、急性期:激しい痛みで肩を動かせなくなるけども、数日で症状は落ち着く。
2、亜急性期:急性期例よりも軽い症状だけれども、症状が1~6ヵ月も続く。
3、慢性期:半年以上も軽い痛みを伴う。
☆治療
安静、痛み止めの服用、ステロイドの注射や電気治療などをして、数日で痛みは引いてきます。
しかし、中には痛みが持続してしまう事があります。
目安として、3ヵ月を経過しても痛みに変化がなく、日常の生活に支障がある場合には、手術を行う事もあります。