投稿日|2017.3.31
肩関節不安定症とは、肩関節の適合性の問題や関節を支える関節包・靭帯などの障害により不安定性が生じたものを言います。
【原因による分類】
1、外傷性肩関節不安定症
転倒などの大きな外力により肩関節が脱臼した際、肩の安定機構の破綻が起きてしまうものや、
スポーツなどにより微小な外力が頻回にわたり肩関節に加わることで徐々に肩の安定機構の破綻が起きてしまうものがあります。
その結果、脱臼や亜脱臼がしやすくなってしまいます。
中には手術が必要なものもあります。
2、非外傷性肩関節不安定症
10~20歳代に多く、もともと肩関節の不適合性や全身の関節の弛緩性があるものや筋力の弱い事により、不安定性をきたすものを言います。
《症状》 肩の痛み、肩こり、脱力感、上肢の痺れ、重い物を持つと肩が抜けるような感じがするなどです。
【治療法】
電気療法、温熱療法、薬物療法、安静により痛みを軽減させることが出来ます。
最も大切な事は、肩関節の安定機構である肩の周囲の筋肉を鍛えることで無理のない範囲で継続して行いましょう。
多くは上記の治療法や、自然に症状が軽快していきます。