投稿日|2017.9.15
肩こりの原因は各年代によって違いがあり、いくつかの要因が重なって生じる場合があります。
しかし、肩こりの多くは日常生活での工夫やマッサージ治療などにより軽快します。
そこで、肩こりの原因とその治療方法についてご説明します。
1)若い方の肩こりはパソコンや事務などの手をよく使う仕事により生じます。
また運動不足解消のため、スポーツクラブやテニスなどの気軽に行えるスポーツを始めた時に起こることが多く、脊椎の骨や肩関節そのものには、ほとんど異常は見られません。
治療として温熱療法、マッサージが適当と考えられます。
また日常生活での工夫として長時間のパソコン作業が続く場合には休憩時のストレッチングが効果的です。
頚部の安静を保持するために、就寝時の枕の形状については理想的なものがありますが御自身が一番休みやすい高さを選んで頂く事が良いと思います。
2)高齢の方の場合は脊椎、肩関節に変形が起こったり、骨棘という余分な骨が出たり腱・筋肉が老化してくるために肩こりと同時に、頚の神経が圧迫されて痛みを感じる事が少なくありません。
この場合治療としては、強いマッサージはかえって痛みを増強する場合がありますので、患部の緊張をゆっくりと解きほぐすために温熱療法や、頚の牽引、電気療法がお勧めです。
また湿布や軟膏のほか、鍼灸治療も痛みを和らげ、血流も改善されるので効果的です。
お身体で気になる所がありましたらご来院下さい。
お待ちしております。