投稿日|2019.7.13
治療院のメリット・デメリット
どの治療院へ行けばいいのかな?
・「病院・整形外科」と「整骨院・接骨院」はどちらも
自賠責保険が適用されると治療費は0円です。
交通事故に遭った場合に併せて通院している人も多く
その理由としては病院・整形外科だけだと次の診察までの間隔が空き
痛みや不安感が増すことに加え、一日も早い社会復帰ができるように
治療を受けたい、ということがあります。
それぞれにメリットとデメリットがあります。
<病院・整形外科>
保険会社に提出する診断書がもらえる
診察の待ち時間が長い/通院間隔が空きがち
問診だけ・処方箋だけの場合がある/レントゲンやMRIでは診断が
難しく「異常なし」とされる場合もある…むち打ち、骨の歪みなど
<整骨院・接骨院>
手技の施術で細かいところまで診てもらえる/診察時間に幅があるので
待ち時間が少なく通院しやすい/柔道整復師による治療…骨折、捻挫、
打撲、脱臼など
保険会社に提出する診断書はもらえない
・痛みは我慢すると一生付き合うことになります
治療院選びは大切です!
病院を根拠もなく頻繁に変えるのは好ましくありません。
診断書を書いてもらうための心象は大切で、後遺障害が残った場合には
その心象で判断を左右されることもあります。
また、病院を変えすぎると治療経過が分からず
診断があいまいになるということも起こります。
あまりにも違和感を感じたときは周囲の人にどの病院がいいか、
評判を聞いてみましょう。
治療を続ければ改善の余地があるのに主治医から症状固定と
判断された場合は、できるだけ保留にしてもらい、交通事故の
相談機関を探して問い合わせてみましょう。
あるいはセカンドオピニオンを求めることを検討してください。
治療の継続で改善の余地があるのに
症状固定にするのはおすすめできません。
・「症状固定」とは
これ以上治療しても改善が見込めないと医師が判断し治療を
ストップした状態です。この判断を受けると、残存する症状については
後遺障害として損害賠償の対象になり、
保険会社の示談交渉が始まります。
そのタイミングで納得できるのかどうかは
症状経過を診てきた医師とよく相談して決めることが大切です。
・同じ日に2か所で治療・施術を受けた場合でも
自賠責基準での傷害事故の慰謝料は1日あたり4200円の定額です。
交通費に関しては個別に自宅から請求ができます。