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有痛性分裂膝蓋骨

投稿日|2018.11.12

有痛性分裂膝蓋骨とは・・・?
なんらかの原因により、膝蓋骨(膝のお皿の骨)が分裂してしまうことで症状を引き起こしてしまうものです。
分裂の仕方にもいくつかのパターンがありますが、ほとんどが膝蓋骨の上外側に認められます。また成長期のスポーツ疾患の一つでもあり、
10~15歳のスポーツ活動が活発になる男児に多くみられ、12~13歳に症状のピークがあります。

原因は・・・?
スポーツ活動に伴うケースがほとんどで、太ももの前面の筋肉により繰り返し引っ張られ発症すると言われています。
その他さまざまな説が言われていますが、いまだにはっきりしたことはわかっていません。

症状は・・・?
分裂部分がぐらつくことにより、ダッシュや疾走などの激しい運動時や運動後に膝蓋骨の痛みが出現します。
その他では「歩行時や階段の昇り降りの痛み」、「正座をすると痛い」などを訴えます。

治療は・・・?
まずスポーツ活動を中止し、膝関節周囲のストレッチなどを行います。場合によっては膝蓋骨を圧迫するようなサポーターやギプス固定を行います。約3~4週間の安静後、圧痛が消失してから徐々にスポーツに復帰しましょう。

注意・・・!
数週間の安静後、症状が消失しても無理をすると再発することがあります。
症状の軽減と増悪を繰り返すことにより、罹病期間が長くなると手術が必要になる事もあります。
症状消失後、2~3カ月してから分裂部分の骨癒合が得られることがあるので、注意深く経過観察をしていきましょう。

不明な点があればスタッフまでお気軽にご相談下さい。

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