投稿日|2018.10.2
手首のところで神経が圧迫されて起こる病気です。手のひらの親指側半分を支配する神経は手首にあるトンネルを通ります。
しかし、手を良く使う方や骨折して手首の形が変わってしまった人などでは、トンネルが狭くなってしまい、神経を圧迫することが原因で発症します。男性よりも女性に多く、年齢は妊娠出産期と閉経期に多いと言われています。また糖尿病やリウマチ、人工透析なども原因として考えられています。
早朝や起床時に特に強い指先の痛みや痺れが多く、ボタンかけや硬貨・紙幣のつまみが不自由になるなどの症状が出ます。
☆保存的治療(手術をしない治療)☆
ステロイド駐車や消炎鎮痛剤の使用、神経の圧迫を軽減させるための装具による固定療法、ビタミンB12(神経修復薬)・末梢循環改善薬の内服などがあります。
☆手術治療☆
上記の保存的治療が無効で痺れや痛みが強い場合や、母指球筋(手のひら側の親指の付け根にある筋肉)の萎縮がある場合にすることがあります。手術では神経を圧迫している原因を取り除き、トンネルが広くなるようにします。
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