投稿日|2017.7.29
*被害者が自分で損害賠償額を試算してみる
まず、事故の状況を正確に把握しておく必要があります。そして、要求すべき損害額を自分で
出してみることです。交通事故の損害賠償額は定型化・定額化が図られています。
計算することで、賠償額の根拠も理解でき、何も分からないまま交渉に臨んで相手の言いなり
になることを防ぐことができます。
*必要な書類をそろえる
損害賠償額を試算することで、どんな資料を入手しなければならないかが分かってきます。
それらは示談交渉の際にも必要となる書類です。
被害者にとって重要なのは、収入の証明と過失の証明になります。特に、収入額の証明は
被害者自身で書類をそろえなければなりません(源泉徴収票や税務申告書など)。
事故状況の証拠となる資料(メモや写真など)も、残っていればそろえておきましょう。
また、示談交渉を開始する前に、交通事故の相談機関を利用してみるのもいいでしょう。
*示談交渉の前に準備しておきたい書類
・交通事故証明書(自動車安全運転センター)
事故発生の証明、事故状況の確認のために、実況見分調書(検察庁)なども
・診断書と診療報酬明細書(医師、病院)
治療費の算定、傷害の程度(入・通院期間の証明)
・領収書(各支払先)
・収入証明書(勤務先など)
給与明細、源泉徴収票、確定申告控えなど
休業損害証明書(勤務先)なども
休業損害、逸失利益の算定
・戸籍謄本(市区町村)