投稿日|2017.6.24
strong>交通事故後の深刻な症状についてです。
*顎関節症
交通事故で強い衝撃を受けた際に、顎関節がズレたり変形するなどして起こることがあります。
口の開け閉めが困難(カクカク、ポキポキと音がする)、顎付近が痛いというのが一般的な
症状ですが、肩こり、頭痛、耳の奥の痛み、手足のしびれ、めまい、耳鳴りといった症状も合併する
場合があります。
これらは、むち打ちの症状と似ており、むち打ちと診断されたために適切な治療をされず
症状が悪化してしまうこともあります。重症になると日常生活にも支障をきたし、
手術が必要になるケースもあります。
放っておくと厄介なことになりかねません。交通事故で強く顎を打った場合は、
きちんと病院で診てもらうようにしましょう。
*脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)
脳から脊髄の中に流れている髄液がもれることによって様々な症状が続くものです。
追突事故の影響などで起こる場合があります。頭痛、めまい、耳鳴り、倦怠感など、むち打ちと
似たような症状ですが、むち打ちがなかなか治らないときにはこれが疑われる場合もあります。
安易に考えずに、医学的診断を受けるようにしましょう。
*精神の後遺障害・・・うつ病・PTSDなど
事故後の抑うつ状態、情緒不安定、意欲の低下、恐怖感のフラッシュバックや妄想、幻覚など、
時間が経っても精神的な影響は残ることがあります。また、事故後の様々な手続きをする中で、
精神的に辛い状況から心や体に症状が出てしまうこともあります。
交通事故に遭遇すると、想像以上に心の負荷がかかっているものです。
心理的な異変を一時的なものだと片付けたり、周囲に心配をかけないように無理しがちですが、
一人で悩まず、専門医へ相談してください。