投稿日|2018.12.14
球技などのスポーツ中、指先にボールが強く当たるなどして起こる突き指の中で、指先の関節が曲がって自分で伸ばせない状態になるものをマレットフィンガーと呼びます。
症状
指先が曲がったまま伸びず、ポケットに手を入れる時に指がひっかかったりします。
また、指先の腫れや指先を押さえた時の痛みがあります。
分類
損傷される部分により分類されます。大きな症状の違いはありませんが、治療法が多少異なります。
1 指先を伸ばす腱が切れて起こるもの
2 指先の腱が付着する骨が剥がれるように骨折して起こるもの
検査
・レントゲン検査:分類が判別できます
・超音波検査(エコー検査):切れた腱の状態を確認できます。
治療法
分類の1、2、どちらとも基本的に6~8週間の固定を行います。
切れた腱や骨折した部分をきちんと治すために、固定期間中は外すことができません。
また、2のうち剥がれた骨が大きかったり指の骨が脱臼しているものについては、手術を行う場合もあります。
けがをして長期間放置してしまったものでは変形の改善は困難です。
不明な点等ございましたらお気軽にスタッフにご相談ください。