投稿日|2017.3.16
アメリカンフットボールやラグビー等のコンタクトスポーツでは、首から腕にかけての焼けるような痛みが生じるケースに遭遇します。
この痛みを総称してバーナーペインと呼ばれています。
原因として考えられるものは、相手の選手との接触、または転倒によって地面等にぶつかった際、強い外力を受けることにより生じます
受傷するケースとしては。
1、頚が後ろに曲げられ、頚から出る神経が圧迫された場合
2、頚が横に曲げられ、頭が向いた方の頚から出る神経が圧迫された場合。
3、頚が横に曲げられ、伸ばされた側の神経の束が牽引された場合があります。
他に外力による頚椎椎間板ヘルニアによるものもあります。
症状として受傷直後は痛みが腕から手にかけて生じますが、痛みが治まってきた後に、握力低下や感覚の低下が生じる場合があります。
治療法としては基本的に症状が消えるまでの間は安静でコンタクトをしてはいけません。
リハビリとしては、牽引・温熱・電気治療等が有効な治療手段となります。
受傷から2週間ぐらいたっても症状の回復が認められない場合は、神経損傷も考えられるため、再検査をお勧めします。
また、再発予防としては危険回避技術の向上が一番ですが、頚の筋力強化、練習前のストレッチングは念入りに行ってください。
アメリカンフットボールの選手には頚を保護するネックガードの装着も有効です。