投稿日|2017.3.9
シンスプリントは走ったりすることにより繰り返される慢性的な刺激が下腿に加えられて生じるもので、脛骨過労性骨膜炎ともいわれています。
一般に陸上競技の選手やランニング・ジャンプをよくするバスケットボールやバレーボール選手に見られるスポーツ障害です。
すねの内くるぶしから10センチ上の場所に痛みがあり、指で押さえると飛び上がるほどに痛い事もあります。
初めはランニング時のみに痛みを感じますが、進行すると練習後でも痛みがあり、歩くのも痛くなってくるのが特徴です。
原因は?
1、急激に練習量が増えた。
2、スピードトレーニングを行った。
3、ふくらはぎのストレッチングや下腿の筋力トレーニングを十分行わなかった。
4、ランニング時の足の動きに異常があって下腿内側の筋肉に負担がかかり過ぎた。
5、ランニングシューズの衝撃吸収性が悪い。
6、舗装道路などの硬い路面でのランニングが増加した。
治療
電気治療や運動療法によりほとんど治りますが、症状の軽いうちに練習量を少なくするか、完全休養とし、何処に原因があるのかを検討して、その原因を取り除くことが大切です。
ずるずると原因を考えることなく練習を続けると慢性化し、非常に治りにくくなります。
また、踵や土踏まずに足底板を入れたり、自分で練習終了後などに氷でアイスマッサージを行う事も効果があります。
治った後もふくらはぎのストレッチングや下腿の筋力トレーニングを十分行って、再発に注意しましょう。