投稿日|2019.2.26
めまいの原因は大別すると2つあります。脳の異常による中枢性のものや内耳などの異常による末梢性のものなどです。 中枢性の場合 脳などの血管障害・変性・腫瘍が原因で、軽いめまいのほかに神経障害も出てきます。 末梢性の場合 頭位めまい症、突発性難聴、メニエール病、前庭神経炎などの病気が原因です。 たいてい聴覚の症状を伴い、発作と休止を繰り返します。 立ちくらみのようなめまい 立ちくらみ、吐き気、目の前が暗くなる感じ、瞬間的に意識が薄れる感じ、といった症状をともないます。 こうしためまいは主に、自律神経失調症、低血圧、乗り物酔いなどが原因でおきます。 脳や内耳の病気が原因のめまいとは異なります。 循環器内科を受診してください。 回転性めまい 周囲のものや、自分自身がグルグルと回転しているように感じます。嘔吐、顔面蒼白、冷や汗、吐き気といった自律神経症状をともないます。 内耳の異常が原因で起きることが多く、病気として ・頭位めまい症:頭を特定の位置に動かすとめまいの症状が現れる ・メニエール病:内耳での内リンパ液の吸収障害 ・前庭神経炎:前庭神経のウィルス性の炎症 などがあります。 まずは耳鼻咽頭科を受診してください。 浮動性めまい 脳腫瘍や脳梗塞、脳血栓といった脳血管障害(または脳血流障害)など、器質的小脳疾患、末梢神経障害あるいは、高血圧、筋緊張性頭痛など原因が多岐にわたります。 麻痺や痺れなどの神経症状があるときは重篤なこともあるので神経内科を受診してください。 めまいを防ぐ生活習慣 ・規則正しい生活をし、寝不足をしない ・過労・過度のストレスを避ける ・定期的に適度な運動やストレッチをする ・禁煙(たばこは血管を収縮させ、血流を悪くする) ・塩分や水分を摂りすぎない(メニエール症予防のため) ・楽しく生活し、リラックスを心がける 軽く見ないで注意・・・ 早急な治療を必要とする一過性脳虚血発作の症状として、めまいや脱力感、浮いているような異常感などを認めるような場合もあります。一過性脳虚血発作は、特に中高年の動脈硬化によって進行した血管の狭窄部位に一時的な血流不全を起こし、脳が虚血に陥った状態をいいます。 やってみよう!自分でマッサージ 百会(ひゃくえ)頭のてっぺんにあるツボ 正営(しょうえい)百会から指4本分、耳寄りにあるツボ 承霊(しょうれい)正営から指3本分、斜め後ろに下がった位置にあるツボ 竅陰(きょういん)耳たぶの後ろにあるツボ 指圧法…親指を「く」の字に曲げて、とがった部分で刺激する。この4か所のツボを順に繰り返し、約5分間続ける。 足のツボを刺激したあと、同様に横になったままの状態で行う。 太衝(たいしょう)足の甲の親指と人差し指の間から、指3本分上がった位置にあるツボ 飛陽(ひよう)足の外側のくるぶしから、焼くセンチ上がったところ 指圧法…朝、起きたら横になったままの状態で、手の指でぐっと押す。太衝と飛陽を順に刺激する。繰り返す。 ご不明な点等ございましたらスタッフにご相談ください。