投稿日|2019.7.30
「症状固定」と告げられたら?
医師に痛みを理解してもらい、しっかり治療
・「症状固定」
これ以上治療を継続しても
その傷病の症状回復・改善が期待できなくなった状態を言います。
残ってしまった症状が「後遺障害(後遺症)」です。
症状固定の診断を受けると治療期間が終了したものとして
扱われるので、賠償の範囲も確定し、
それ以降の治療費や休業損害などの支払いは
原則として受けられなくなります。
・保険会社からの「そろそろ症状固定して下さい」
むち打ちや腰椎捻挫など外形的な所見が見えにくく
治療が長期におよぶケガの場合など、
単に治療費打ち切りの意味で言われる場合があります。
症状固定は患者の訴えや症状等を診て
あくまで医師が医学的に判断するものです。
その時期を保険会社が強制できるものではありません。
・医師からの「症状固定」
時季尚早の可能性もあります。
まだ痛みがあること、治療効果がまだあるという実感があれば
その旨、医師に伝えましょう。
自分の症状は自分が一番よくわかるので
主治医と十分に相談して判断することが大切です。
病院・整形外科の主治医には、
今後の事も含めて詳しい説明を求めましょう。
・現在の症状
・どこまで改善する見込みがあるか
・障害が残るとすればどのくらい、仕事や日常生活での支障の程度
・今後の治療方針