足根管症候群 (向日市 整骨院)(2017.9.16)
足根管症候群とは、足関節の内果の周囲において足根骨と屈筋支帯と呼ばれる繊維性組織の間のトンネルで、神経が圧迫されて起こる神経の障害です。
足の裏や指先にかけての痺れ感などの知覚異常が現れたり、なかには足首の内側に疼痛を生じることもあります。
また夜間に痺れがひどくて眠れない事もあります。
さらに長期に及ぶ場合は、足裏や指先の筋力が低下して歩行に支障をきたすこともあります。
治療としては、安静・薬物療法・足底挿板などの装具療法などが行われます。
以上のような治療で、多くは症状の改善が見られますが、症状が改善しない場合や、長期間に及ぶ場合は手術療法を用いることもあります。
モートン病 (向日市 整骨院)(2017.9.6)
☆モートン病とは???
女性に多く、3番目と4番目の足の指の間によく発生します。
☆モートン病の原因とは???
多くはハイヒールや不適合な靴の使用により横足靭帯部で趾神経が圧迫されて起こります。
☆症状は???
趾の付け根の痛みや腫れ、歩行痛、放散痛、足の指の知覚障害などがあげられます。
症状はハイヒールや窮屈な靴を履くと憎悪しますが、ひどい場合では裸足歩行時や安静時にも痛みを訴えます。
☆治療法は???
まずは使用している靴をゆとりのある靴に改善することから始めます。
そして理学療法を行いながら、足底板療法を併用します。
症状が強い物に対しては局所注射を行う事もあります。
この治療により多くは治癒しますが、症状の軽快が見られないものに対しては手術を行う事があります。
肩関節石灰沈着性腱炎 (向日市 整骨院)(2017.9.6)
☆肩関節石灰沈着性腱炎って???
肩関節石灰沈着性腱炎とは、腕を持ち上げる筋や、関節の袋にカルシウムの一種がくっついてしまう事で肩関節に痛みが起こるのです。
☆どんな人に起こりやすいの???
一般的に、40~60歳代の女性に起こりやすいと言われています。
☆なんで痛みが起きるの???
関節の近くにカルシウムが溜まると、白血球が、溜まったカルシウムを発見し異物だとみなして攻撃を開始します。
その時に痛みを引き起こすのです。
☆症状
急性期 :激しい痛みで肩を動かせなくなるけども、数日で症状は落ち着く。
亜急性期:急性期例よりも軽い症状だけれども、症状が1ヶ月~6ヶ月も続く。
慢性期 :半年以上も軽い痛みを伴う。
☆治療
安静、痛み止めの服用、ステロイド注射や電気治療などをして、数日で痛みは引いてきます。
しかし、中には痛みが持続してしまう事もあります。
目安として、3ヶ月を経過しても痛みに変化がなく、日常の生活に支障がある場合には、手術を行う事もあります。
少しでも気になる事がございましたらご来院下さい。
お待ちしております。
TEL 075-932-6107
偏平足について (向日市 整骨院)(2017.8.28)
人は他の動物に比べ、二本足で行動するという独自の機能を持ちます。
その為、足は全体重を支え、かつ歩行運動の際に大きな衝撃を受けることになります。
脚はこの衝撃に対し、内側・外側・横の3つのアーチ構造を持つことで衝撃を分散し、一定の部位に大きな負担がかかるのを防いでいます。
種々の原因により、このアーチ構造が低下したものを偏平足といい、足部の痛み・不快感・疲れやすさなどの症状を引き起こしたり、外反母趾や他の疾患の誘因になったりします。
<原因>
1.筋肉や靭帯が弱くなるために起こる(静力学性)
2.外傷性
3.先天性
4.麻痺性 など
最も一般的で多いとされる偏平足は1の原因によるものです。
これは更に小児期偏平足・思春期偏平足・成人偏平足に区別されます。
小児期偏平足は筋肉や靭帯がまだしっかりしていない時期に、無理に立たせたりすると足は体重を支え切れず偏平足となります。
思春期偏平足は筋肉や靭帯の弱い人が急にスポーツや肉体労働を始めた時など、生活環境が変わった時に生じやすいです。
成人期偏平足は思春期偏平足をそのままにしておいた結果生じるものの他に、高齢化と共に筋肉や靭帯が弱くなり、体重を支え切れずに偏平足となるものとがあります。
治療は基本的に、偏平足であっても痛みなど症状がない場合は放置しておいてよく、症状があるものに対して行います。
小児期では筋力をつける体操が主体になりますが、歩行するようになるとともに筋力がつき5歳ごろには正常となるので心配は要りません。
思春期や成人期偏平足では筋力強化と足底板を用いた治療が主体となります。
いずれにせよ、手術対象となるものは稀ですので安心して治療を続けてみて下さい。
変性半月板損傷(向日市 整骨院)(2017.8.4)
半月板とは弾性に富んだ繊維軟骨でできていて、膝関節の内側、外側の隙間にあり、関節の適合性を良くして安定性を与え、荷重ストレスを吸収分散するクッションの役目もしている三日月形の物です。
しかし、年齢と共に膝関節周囲の筋力が低下したり、体重が増えたりすると、半月板が断裂し、その機能を発揮できずに関節内で引っかかったりするため、軟骨もすり減ります。
すると、炎症を生じ痛みや腫れが出てきます。
軟骨がすり減ると、骨が増殖して、とげ状になるなど関節の変形が生じます。
また、軟骨のすり減りは、膝の内側に生じやすいので、脚がO脚に変形してしまう事が多く見られます。
症状は??
関節に水が溜まったり、膝が腫れぼったい感じになったり、進行した例では関節の変形を伴います。
痛みの特徴として初期の段階では歩き始めに膝の痛みがあり、階段の昇り降りで痛いというもので、進行すると歩行そのものが痛くなってきます。
治療は??
・生活指導
階段は手すりを利用し、正座はせず、椅子を利用します。
太り過ぎは関節に負担がかかりますので体重をコントロールします。
・薬物療法
ヒアルロン酸注射や消炎鎮痛剤など
・装具療法
足底板はO脚による膝の内側の負担を軽くするのが目的です。
膝の装具の装着により関節の安定性を高め、痛みを和らげます。
・運動療法
膝が痛くて動かさないでいると筋力が低下します。
すると膝の安定性が低下し、膝の負担が増加するという悪循環になってしまいます。
太ももの前面にある大腿四頭筋、膝の周囲にある筋肉を鍛えることで、膝関節の負担を減らし痛みを和らげる事が出来ます。
・手術療法
保存療法で効果が得られない場合、MRIなどの検査を行い、その結果で関節鏡視下手術が必要となる場合があります。
2024.4.27|
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