上腕骨近位端骨折 【向日市 整骨院】(2017.3.23)
【はじめに・・・】
肩関節周辺の骨折の多くは上腕骨の頸部に起こり、特に骨粗鬆症を伴った高齢者の方に多い病気です。
高齢者の方では、転んだ時に肘や手を付くなど軽い外力で骨折します。
若い方では、交通事故や転落など大きな外力によって骨折します。
【症状】
・肩の周辺から上腕にかけて皮下出血が出現して腫れる。
・腕を下にぶらりと垂らし、肩を挙げることが出来なくなる。 など
【治療】
ほとんどの場合、保存的治療が選択されます。
三角巾とバストバンドを使用してまずは安静固定を行います。
受傷後一週間後より肩が固まらないようにするために早期運動療法を始めます。
三角巾とバストバンドによる固定は3~4週間、その後は三角巾のみで固定を行います。
骨がつくまでに約6~8週間かかるのでそれまでは重力に抗して肩の挙上をしてはいけません。
まれに骨折片のずれが大きい場合は手術を行う場合もあります。
肩関節石灰沈着性腱炎 【向日市 整骨院】(2017.3.22)
☆肩関節石灰沈着性腱炎って?
肩関節石灰沈着性腱炎とは、腕を持ち上げる筋や、関節の袋にカルシウムの一種がくっついてしまう事で、肩関節に痛みが起こるのです。
☆どんな人におこりやすいの?
一般的に40~60歳代の女性に起こりやすいと言われています。
☆なんで、痛みが起きるの?
関節の近くにカルシウムが溜まると、白血球が、溜まったカルシウムを発見し、
「身体の異物だ!!」とみなして、攻撃を開始します。
その時に、炎症と痛みを引き起こすのです。
☆症状
症状は軽いものから、強く痛みを感じるまで人それぞれですが、だいたい以下のように分けることができます。
1、急性期:激しい痛みで肩を動かせなくなるけども、数日で症状は落ち着く。
2、亜急性期:急性期例よりも軽い症状だけれども、症状が1~6ヵ月も続く。
3、慢性期:半年以上も軽い痛みを伴う。
☆治療
安静、痛み止めの服用、ステロイドの注射や電気治療などをして、数日で痛みは引いてきます。
しかし、中には痛みが持続してしまう事があります。
目安として、3ヵ月を経過しても痛みに変化がなく、日常の生活に支障がある場合には、手術を行う事もあります。
バーナー症候群 【向日市整骨院】(2017.3.16)
アメリカンフットボールやラグビー等のコンタクトスポーツでは、首から腕にかけての焼けるような痛みが生じるケースに遭遇します。
この痛みを総称してバーナーペインと呼ばれています。
原因として考えられるものは、相手の選手との接触、または転倒によって地面等にぶつかった際、強い外力を受けることにより生じます
受傷するケースとしては。
1、頚が後ろに曲げられ、頚から出る神経が圧迫された場合
2、頚が横に曲げられ、頭が向いた方の頚から出る神経が圧迫された場合。
3、頚が横に曲げられ、伸ばされた側の神経の束が牽引された場合があります。
他に外力による頚椎椎間板ヘルニアによるものもあります。
症状として受傷直後は痛みが腕から手にかけて生じますが、痛みが治まってきた後に、握力低下や感覚の低下が生じる場合があります。
治療法としては基本的に症状が消えるまでの間は安静でコンタクトをしてはいけません。
リハビリとしては、牽引・温熱・電気治療等が有効な治療手段となります。
受傷から2週間ぐらいたっても症状の回復が認められない場合は、神経損傷も考えられるため、再検査をお勧めします。
また、再発予防としては危険回避技術の向上が一番ですが、頚の筋力強化、練習前のストレッチングは念入りに行ってください。
アメリカンフットボールの選手には頚を保護するネックガードの装着も有効です。
頚椎椎間板ヘルニア 【向日市 鍼灸整骨院】(2017.3.15)
<頚椎椎間板ヘルニア>
頚椎の椎間板は、頚の骨を支えたり、衝撃を吸収したりといった役割を果たしていますが常に頭部の重みや様々な動きによりストレスにさらされています。
そのような状況下で、椎間板の外層にあたる繊維林が徐々に緩んでいき、外傷などの瞬間的な」外力や長時間同じ姿勢をするなどの慢性的なストレスにより中心にある髄核が突出し、
神経を圧迫してしまうため、頭部や上肢に痛みや痺れといった症状が出現します。
<症状>
・頚部や肩甲骨周辺の痛み、片方の上肢への痛みや痺れ
・頚部の動作時の痛み
特に、うがいや目薬をさすなど、上を向く動作で痺れや痛みが増強されます。
・時には痛い方の手を頭の上にのせるような独特な姿勢で症状が緩和されたりもします。
<検査>
レントゲンや症状により、ある程度障害されている神経の予測はたちます。
しかし、症状が強い場合など詳しい検査が必要な場合はMRI検査をし、ヘルニアの大きさなどを確認します。
<治療法>
急性期は痛みが強いことが多い為、鎮痛剤を服用したり、頚椎カラーにて安静を図ります。
痛みが落ち着いてきたら、頚の周囲の筋肉をほぐす為に牽引治療やマッサージ治療を行います。
日常生活動作では、痛みを誘発する姿勢をなるべく避けて頂きます。
例えば頚を後ろへ反るような姿勢では寝ない事や長時間同じ姿勢で机に向かったりしないといったことです。
<予後>
頚椎カラーやリハビリにて症状が改善されることがほとんどです。
しかし、治療を続けていても痛みが緩和されず日常生活や仕事に大きく支障をきたしてくる場合は手術療法を選択する場合もあります。
手根管症候群(2017.3.13)
<手根管症候群て何?>
手首のところで神経が圧迫されて起こる病気です。
手のひらの親指側半分を支配する神経は手首にあるトンネルを通ります。
しかし、手をよく使う方や骨折して手首の形が変わってしまった人などでは、トンネルが狭くなってしまい、神経を圧迫することが原因で発症します。
男性よりも女性に多く、年齢は妊娠出産期と閉経期に多いと言われています。
<どんな症状が出るの>
早朝や起床時に特に強い指先の痛みや腫れが多く、ボタン掛けや硬貨・紙幣のつまみが不自由になるなどの症状が出ます。
<どんな治療があるの?>
☆保存的治療(手術をしない治療)
ステロイド注射や消炎鎮痛剤の使用、神経の圧迫を軽減させるための装具による固定療法、ビタミンb12(神経修復薬)・末しょう循環改善薬の内服などがあります。
☆手術治療☆
上記の保存的治療が無効でしびれや痛みが強い場合や、母指球筋(手のひら側の親指の付け根にある筋肉)
の萎縮がある場合にすることがあります。
手術では神経圧迫している原因を取り除きトンネルが広くなるようにします。
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