踵骨骨端炎(Sever病) (向日市 整骨院)(2017.10.2)
踵骨骨端炎は、活発に活動している10歳前後の男子に多く見られる、踵の後ろが痛くなる病気です。
成長段階の学童期の踵骨の軟骨部分は非常に弱い構造になっています。
その為、筋肉の使い過ぎによって踵の骨についてるアキレス腱がその部分を引っ張ってしまい痛みが出てきます。
痛みが出る時は、運動をしている時や、運動が終わった後など様々で痛みが強くなると踵を浮かせてつま先立ちで歩く時もあります。
他にも、踵の後ろを抑えると痛みがあったり、時には腫れたり熱を持つことがあります。
治療としては、しばらくの間激しい運動を中止して、痛みが引くまで底が厚くて柔らかい靴を履くようにしてください。
また痛みが出ないように踵の部分を高くするパッドを靴の中に入れたりします。
痛みが少し落ち着いてきたら、ふくらはぎのストレッチを行います。
電気治療や痛み止めの薬、湿布なども痛みを和らげる良い方法です。
一般的に経過は良く、成長と共に痛みも消えていきますが、きちんと治る前に運動を始めてしまうと、また痛みが出るので注意してください。
お身体で気になる所がありましたらご来院ください。
突き指(マレットフィンガー)(向日市 整骨院)(2017.9.26)
突き指(マレットフィンガー)
球技などのスポーツ中、指先にボールが強く当たるなどして起こる突き指の中で、指先の関節が曲がって自分で伸ばせない状態になるものをマレットフィンガーと呼びます。
<症状>
指先が曲がったまま伸びず、ポケットに手を入れる時に指が引っかかったりします。
また、指先の腫れや指先を抑えた時の痛みがあります。
<分類>
損傷される部分により分類されます。
大きな症状の違いはありませんが、治療法が多少異なります
1、指先を伸ばす腱が切れて起こるもの。
2、指先の腱が付着する骨が剝がれるように骨折して起こるもの。
<検査>
● レントゲン検査:1と2どちらの分類か判別できます。
● 超音波検査(エコー検査):切れた腱の状態を確認できます。
<治療法>
分類の1,2とも基本的に6~8週間の固定を行います。
切れた腱や骨折した部分をきちんと治す為に、固定期間中は外すことができません。
また、2のうち剥がれた骨が大きかったり指の骨が脱臼している物については、手術を行う場合もあります。
野球肘 (向日市 整骨院)(2017.9.25)
野球肘とは?
繰り返しの過度の投球動作が誘因となって、肘関節の軟骨、靭帯、筋腱付着部が障害され発症し成人に比べ骨格の成長が未発達な野球少年に見られるスポーツ障害です。
症状は??
外側型・内側型・後方型と障害される部位により症状は様々ですが、基本的には安静にしている時には痛みはなく投球時に痛みが出現します。
圧痛は主に障害部位に限局されます。痛み以外には、肘の動きの低下、腫れ、引っ掛かり感などがあります。
肘の内側に痛みがある時は、靭帯が引き伸ばされて靭帯や成長軟骨が痛みます。
肘の外側や後方に痛みがある時は、骨どうしがぶつかり合って軟骨の損傷や剥離が起こり痛みます。
治療は??
内側型のたいていの場合は投球動作禁止をはじめとする運動制限で痛みが鎮まります。
しかし、再発するケースもあるので投球フォームなどをチェックすることをお勧めします。
スポーツによる肘関節障害は予防と早期発見が重要ですので、もし肘関節に痛みがあり関節の動きが悪ければ早期に診療機関を受診して下さい。
腓骨筋腱脱臼 (向日市 整骨院)(2017.9.20)
腓骨筋腱脱臼とは???
腓骨筋腱が外果後方の腱鞘から逸脱し外果の前外方に脱臼することを言います。
原因は???
腓骨筋腱は基本肢位では後方に125°の角度をなし足関節最大背屈位では90°に走ります。
つまり腓骨筋は筋力が強大なうえに腱が長く、急激な方向転換に迫られる機会が多い事からも、常に脱臼の危険性にさらされています。
症状は???
外果後方部の腫脹、皮下出血斑、疼痛を認めます。
陳旧例では日常生活やスポーツ活動での弾発音を伴う疼痛、逸脱感、脱力を認めます。
治療は???
ギブス固定をして安静にしてもらいます。
ギブス内での再脱臼を予防する目的で、腓骨筋腱を押さえ込み固定します。
固定期間は4~6週間です。
また受傷後1週間~10日過ぎた場合ではギブス固定をしても再脱臼する可能性が高いので手術をすすめます。
肘部管症候群 (向日市 整骨院)(2017.9.18)
肘部管症候群とは、肘の内側を通り、手の先に通じる神経(尺骨神経)が、色々な原因により圧迫され、手のしびれや脱力感などの症状が出る疾患です。
肘をぶつけて手の先に「電気が走った」という経験があると思います。
これは尺骨神経が刺激されて起こる症状です。
この神経は小指や薬指の皮膚感覚を司り、指を閉じたり開いたりする筋肉とも関係があります。
症状が強くなるとボタンなどを賭ける動作がしにくくなったり、手の痺れが強くなったりします。
主な原因
・肘関節の変形
・小児期の肘周りの骨折
・野球などのスポーツ
・その他
主な症状
・親指と人差し指の間が痩せてくる
・手の小指・薬指の痺れ
こういった症状が長期にわたるものは、手術が必要になる場合もありますのでスタッフにご相談下さい。
ひろた鍼灸整骨院本日も診療しております。
お身体で気になる所がありましたらご来院ください。
お待ちしております。
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