腸脛靭帯炎(2018.10.29)
<腸脛靭帯炎とは>
中・長距離のランニングやサイクリングなどのスポーツをする人に多く、
膝の外側に炎症が起こった状態で別目ランナー膝とも呼ばれます。
<原因>
原因としては、腸脛靭帯と呼ばれるスジが
膝を繰り返し曲げ伸ばしすることで何度も骨とこすれて炎症が起き、
痛くなります。
<治療>
治療としては、強い痛みがある場合は1~2週間ほど運動を中止して
頂きます。運動中止期間中は痛みを取るために電気治療、
腸脛靭帯の緊張を取るために軽いマッサージやストレッチを行い、
最後に患部をアイシングします。また、足底板を使用して運動時になるべく
患部に摩擦力がかからないようにします。
その後、幹部の圧痛がなくなったら、ジョギング等の軽い運動を再開してもらい、
少しずつスポーツ復帰してもらいます。
<ストレッチの仕方>
・仰向けになり両肩をベッドにつけ、
片方の手で反対側の膝を真下に押す。
・足を組み、組んだ脚の反対の肘で膝を押し、
顔を後ろに向ける。
不明な点があればリハビリスタッフまでお願いします。
手根管症候群 (向日市鍼灸院)(2018.10.2)
手首のところで神経が圧迫されて起こる病気です。手のひらの親指側半分を支配する神経は手首にあるトンネルを通ります。
しかし、手を良く使う方や骨折して手首の形が変わってしまった人などでは、トンネルが狭くなってしまい、神経を圧迫することが原因で発症します。男性よりも女性に多く、年齢は妊娠出産期と閉経期に多いと言われています。また糖尿病やリウマチ、人工透析なども原因として考えられています。
早朝や起床時に特に強い指先の痛みや痺れが多く、ボタンかけや硬貨・紙幣のつまみが不自由になるなどの症状が出ます。
☆保存的治療(手術をしない治療)☆
ステロイド駐車や消炎鎮痛剤の使用、神経の圧迫を軽減させるための装具による固定療法、ビタミンB12(神経修復薬)・末梢循環改善薬の内服などがあります。
☆手術治療☆
上記の保存的治療が無効で痺れや痛みが強い場合や、母指球筋(手のひら側の親指の付け根にある筋肉)の萎縮がある場合にすることがあります。手術では神経を圧迫している原因を取り除き、トンネルが広くなるようにします。
もし不明な点があればスタッフにお気軽にご相談ください。
橈骨神経麻痺(2018.10.2)
手や指が上がらなくなる疾患の一つに、橈骨神経麻痺があります。橈骨神経は、上腕の骨を横切るようにして走行しています。
そして、前腕の方へ降りてきて手首を甲側に伸ばす筋肉や、指を伸ばす筋肉を司っています。
しかし、筋肉のすぐ下を通るため外からの圧迫を受けやすいので、
腕を下にして転寝をしてしまったときや、椅子の角などが長時間当たり続けてしまい、手首や指が動かせなくなってしまう場合があります。
中には骨折や脱臼などのケガに合併して生じることもあります。これを橈骨神経麻痺といいます。
診断は手首が上がらないなどの症状ですぐわかりますが、補助診断として神経の速度を測ってどの程度神経が傷害されているかを判断します。
治療は、固定治療を行います。具体的には手首が落ちないように装具をつけて手首を支えるようにします。
固定期間は神経の回復度合いによって個人差はありますが、大体1~2カ月くらいです。また、お薬については、炎症・痛み止めの薬、神経に効くビタミン剤があります。
この疾患は神経が完全に切れて戻らなくなったわけではなく、圧迫を受けたために神経の機能が一時的に傷害されているだけなので、
徐々に回復していきますので、心配ありません。
不明な点がありましたら、スタッフまでご相談ください。
手根管症候群(2018.10.2)
手首のところで神経が圧迫されて起こる病気です。手のひらの親指側半分を支配する神経は手首にあるトンネルを通ります。
しかし、手を良く使う方や骨折して手首の形が変わってしまった人などでは、トンネルが狭くなってしまい、神経を圧迫することが原因で発症します。男性よりも女性に多く、年齢は妊娠出産期と閉経期に多いと言われています。また糖尿病やリウマチ、人工透析なども原因として考えられています。
早朝や起床時に特に強い指先の痛みや痺れが多く、ボタンかけや硬貨・紙幣のつまみが不自由になるなどの症状が出ます。
☆保存的治療(手術をしない治療)☆
ステロイド駐車や消炎鎮痛剤の使用、神経の圧迫を軽減させるための装具による固定療法、ビタミンB12(神経修復薬)・末梢循環改善薬の内服などがあります。
☆手術治療☆
上記の保存的治療が無効で痺れや痛みが強い場合や、母指球筋(手のひら側の親指の付け根にある筋肉)の萎縮がある場合にすることがあります。手術では神経を圧迫している原因を取り除き、トンネルが広くなるようにします。
もし不明な点があればスタッフにお気軽にご相談ください。
足底筋膜炎・足底腱膜炎 /向日市鍼灸院(2018.10.1)
【病態】
足底筋膜炎とは、足底筋膜と呼ばれるかかとの骨の下側と足の付け根をつないでいる丈夫なひも状の組織が炎症を起こした状態をいいます。この病気は、足底筋膜に繰り返し負荷がかかることによって起こります。足底筋膜に過度の負荷がかかると小さな断裂が生じます。痛みは足底筋膜に沿った部位ならどこにでも起こりますが、最も多いのはかかとの骨と足底筋膜がつながっている部位です。
この病気は、スポーツに起因するものではジョギング愛好家や長距離ランナーに多く見られます。
一方、中高年者では長時間の歩行や立ち仕事による足底筋膜への過負荷が原因となり、スポーツとは関係なく発症します。
【症状・診断】
起床時に立ち上がって歩き始めや、椅子から立ち上がる瞬間などに足の裏に痛みを感じます。また、運動を続けると徐々に軽減する傾向があります。その他、足の形態として、扁平足などの形態異常を合併しています。
【治療】
靴のチェックが必要で、ソールの片べりしたものは新しいものに変更することをお勧めします。痛みの強い場合には仕事における歩行距離や立ち時間を減らしたり、スポーツ活動ではランニング距離を減らしたり一時的に休止することも必要です。
そのうえで、以下の保存療法が有効です。
足底筋膜のストレッチング
1日最低10回(1回 20-30秒)ずつ行ってください。
足底板の装着
土踏まずの保持、扁平足防止による足底筋膜への負荷の軽減が目的となります。いろいろ種類があるので患者さんに適した足底板を処方します。
不明な点があればスタッフまでお尋ねください。
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